2024年5月16日、FaroStarは、東急リゾーツ&ステイ協力のもと、ドローンの違法飛行による不正撮影の防止を目的に、ドローン探知システム「Drone ID Tracker(以下、DIT)」の実証試験を実施することを発表した。

 ドローンの普及に伴い、温泉地やタワーマンション、自衛隊の敷地付近、イベントなど、さまざまな場所で違法飛行やプライバシー侵害などの問題が報告されている。ドローン探知システムDITは、違法なドローン飛行を素早く探知し、その情報を関係者に通知することで迅速な対応を可能にする。

 検知センサーを設置すると、その有効範囲内に現れたドローンを探知し、許可が出ていない区域や時間帯で飛行しているドローンを「不正」と定義し、その情報をアプリ内で通知する。

 今回の実証実験は、システムの有効性と信頼性を確認する重要な段階となる。ドローンの違法操縦者に探知機の設置を知られないよう試験期間と場所は非公表。

DITスマホアプリ画面(緑の丸が検知センサー、赤い丸はドローン)
管理パソコン画面