2024年11月7日、IHIアグリテックは、国土交通省東北地方整備局傘下の福島河川国道事務所と共同で、「遊水地内における維持管理(除草)に関する実証実験」を福島県須賀川市内の浜尾遊水地で行った。

写真:さまざまな種類の無人式除草機

 実証には、須賀川市、鏡石町、矢吹町、玉川村、東北地方整備局、福島河川国道事務所の関係者が参加し、浜尾遊水地をフィールドに無人式除草機等による除草を行った。これにより、遊水地・河川の維持管理(除草)を人力ではなく自動化することで除草頻度を上げ、短い刈高での維持管理を実現する。これまでより低コスト化することを目的に、新たな河川の維持管理システムの構築を目指す。

除草実証実験 概要

実施日時 :2024年11月7日(木)13:30~14:30
場所 :浜尾遊水地 福島県須賀川市浜尾車渡戸地内

草丈に合わせた機械による除草作業の実証
初期除草・高い草向け:SH950RC(リモコンで操作できる小型ハンマーナイフ草刈機)
維持管理・低い草向け:SG250iG(自立走行式3連ロータリーモア草刈機)
緑地景観に合わせたさらに低い草向け:電動ロボモア(自動で動く電動除草機)

実用化に向けた検討
現状と比較した各機械での刈込性能や頻度、安全性等の検証
新たに置き換えた場合の課題抽出と解決策検討

写真:無人式除草機が稼働する様子
実証実験の様子