2024年11月6日、大成は、同社が提供するアバター警備ロボット「ugo TSシリーズ」(以下、ugo)を、ヤンマーホールディングス本社ビル「YANMAR FLYING-Y BUILDING」の警備業務を受託しているヤンマービジネスサービスが正式導入したことを発表した。
警備業界では、高齢化や労働力人口の減少により警備員の確保が難しくなっている。特に夜間の警備や長時間の監視業務など過酷な労働環境では、その代替としてロボットの活用が期待されている。
今回、ヤンマービジネスサービスは、警備業務の効率化に向けた新たな警備システムの構築を目的にugoを導入した。
ugoは、機体カメラの画角内に人物を検知すると「おはようございます」等の時間帯に応じた挨拶(発話)を自動で行い、不定期で開催されるイベント時には必要に応じてモニターによる案内を行う。また、遠隔操作で表情の変化や音声の相互通話が可能で、来客時などにロボットを通じてコミュニケーションを取ることができる。これにより警備業務の一部を高い精度で代行、効率化する。
ugoは、従来の単純なアバターロボットと完全自動化ロボット双方の利点を併せ持つ次世代型ハイブリッドアバター警備ロボット。2本のアームと高さ調整により、遠隔でさまざまな業務を行う。アームを使用することで、エレベーターのボタンを操作しフロア移動が可能。また、AIによる自律走行機能で自動巡回ができる。