2022年9月7日、SkyDriveは、大阪府の「空飛ぶクルマ都市型ビジネス創造都市推進事業補助金」対象に、「大阪府内における空飛ぶクルマ社会受容性醸成事業」が採択されたことを発表した。

 同事業では大林組、関西電力、近鉄グループホールディングス、東京海上日動火災保険とともに、2025年の大阪・関西万博開催での空飛ぶクルマの社会実装に向けて府内4カ所でシンポジウムや講演会を開催し、大阪府における社会受容性醸成を図る。2022年秋から冬にかけて実施する予定だ。

 大阪府は、大阪での空飛ぶクルマの実現に向けた今後の取り組みの工程表となる「空の移動革命社会実装に向けた大阪版ロードマップ」に定めるアクションプランに基づき、事業者が行う各種取り組みを支援し、2025年大阪・関西万博での商用運航の実現を目指している。

 SkyDriveは、関西・大阪万博開催時における大阪ベイエリアでのエアタクシーサービスの実現を目指し、現在2人乗り機体「SkyDrive式SD-05型機」を開発している。サービス実現のため、2021年9月に大阪府、大阪市と空飛ぶクルマの実現に向けた連携協定を締結し、2021年10月には大林組、関西電力、近鉄グループホールディングス、東京海上日動火災保険と共同で、地域住民の理解促進と社会受容性を高めるための「大阪ベイエリアにおける、空飛ぶクルマによるエアタクシー事業性調査」を実施した。

 今回は、昨年度に実施した社会受容性醸成活動を、大阪ベイエリアから府内4カ所にエリアを拡大して、空飛ぶクルマのイメージの理解を得るためシンポジウム形式で実施する。以下の内容について巡回開催を行い、昨年実施の社会受容性醸成活動の継続・拡大を目指す。

1. 「空飛ぶクルマのある未来」をテーマとしたシンポジウム、講演会を実施し、市民、地域企業を対象に大阪・関西万博とそれ以降に広がる空飛ぶクルマのもたらす利便性や社会課題の解決についての理解醸成を図る。

2. 大阪上空を日常的に「空飛ぶクルマ」が飛ぶ世界等の将来イメージや機体イメージをパネル展示し、大阪の未来像について期待感を喚起する。

3. 1、2を聴講・見学した生活者に対しアンケート調査を実施し、空飛ぶクルマに対する理解、認識、意識変容のポイントについて、定量的/定性的に把握・認識する。

<各社役割>

SkyDrive代表企業、全体企画
大林組パネル展示等のコンテンツ作成
関西電力パネル展示等のコンテンツ作成
近鉄グループホールディングスシンポジウム運営およびパネル展示等の制作
東京海上日動火災保険社会受容性調査の設計・実施