2022年6月16日、SkyDriveは、長大、大林組とともに、空飛ぶクルマ離発着場モデル作成を推進することを発表した。エアモビリティ社会の実現に向けて離発着場の標準化を進めるためプロジェクトを始動する。

 SkyDriveは、2019年に空飛ぶクルマの有人飛行に成功し、現在2人乗りの機体を開発している。2025年に大阪ベイエリアにおいて空飛ぶクルマを利用したサービスの開始を目指している。

 空飛ぶクルマの実現には、離発着場の標準化が必要となる。長大は、明石海峡大橋や瀬戸大橋、レインボーブリッジなど日本各地や世界の橋梁設計を手がける一方、ヘリポート付き病院の設計、環境アセスメントや道路騒音調査など、空飛ぶクルマの離発着場構築にもつながる事業を手掛けてきた。また、大林組は総合建設会社として国内外で数々の実績を有している。

 現在は、SkyDriveが持つ機体情報や機体に関わる必要設備に関する情報・知見をもとに、離発着場の標準化(日本版)のため、長大と大林組の持つ環境や交通システム、設計・施工の知見および技術を用いて離発着場モデル作成に向けた検討を行っているという。この検討により得られた経験をもとに、今年度より開催される「空の移動革命に向けた官民協議会 離着陸場ワーキンググループ(WG)」への提言を検討している。