2020年8月25日、DJI JAPANは、与論町役場商工観光課、ヨロン島観光協会と、観光に携わる島民を対象に、観光PRに繋がる動画撮影のワークショップを開催したことを発表した。

 空撮やドローン飛行の啓蒙活動や様々な施策に取り組んでいるDJI JAPANは、数年前より、年々増加する空撮愛好家のために空撮を楽しめるよう、地方自治体と連携し、安全に飛行できるエリアを開拓する「ソラタビ」を促進してきた。

 新しい生活様式に対応する地方自治体の観光誘致の高まりを受け「DJIの有する空撮やジンバル技術を用いた撮影、動画編集の知見や技術をサポートすることで、自治体が自主制作する観光動画をPRとして発信する一助となり、地方観光を促進したい」と考え、空撮スポットの開拓だけでなく、観光資源としての「観光映像」制作をサポートし、来訪動機を与え、地方誘客に貢献していくという。

 鹿児島県与論島は、元来、観光映像に力を入れており、「Yoron Island Japan in 8K HDR」は昨年のポルトガルにおいて開催された国際観光映像祭「ART&TUR」でフィルムロケーション部門2位を獲得している。今回、与論島の魅力をより強く、より多くの人に発信するため、DJI、与論町役場商工観光課、ヨロン島観光協会は、観光に携わる島民を対象に、観光PRに繋がる動画撮影のワークショップを開催した。

 ワークショップは2日間で、撮影テーマから機材の使い方、動画の撮り方、専用アプリを使った動画編集、SNS発信に至るまで、座学と撮影/編集の実技体験を行った。参加者のヨロン島ビーチボーイクラブ本園真陽氏は「空撮の仕方、機能の多さ、動画編集する際のコツなどを教えて頂けたので、今後は与論島の綺麗なところや文化などを撮影し、映像でも与論島を発信できるようにしたいです。また、お客様がカヌーなどマリンスポーツを楽しんでいる姿を撮影するサービスも今後できれば良いですね」と話している。

▼与論島撮影スポット特集
https://store.dji.com/jp/guides/soratabi-yorontou/

本園氏の制作動画

関係者のコメント

与論町役場 商工観光課係長 裾分大喜氏
 「今回、ドローン空撮を観光資源として活用することで、与論島の最大の魅力である “広大なエメラルドグリーンの海” “沖に浮かび上がる百合ヶ浜” “島を取り囲むリーフ”を動画に収め、PR発信できるのではないか、と思ったことが本取り組みを実施するきっかけです。与論島には百合が浜を代表する “ヨロンブルー” や ”ヨロンスタイル“ など独特のカルチャーもあります。島民ならではの目線で撮影スポットを選び、ドローン空撮を取り入れた動画を自分たちで制作し、SNSに積極的に投稿することで、島民が与論島の魅力を再発見・再認識できたように思います。感染症対策をされたうえで是非、この美しい与論島にお越しください」

一般社団法人ヨロン島観光協会事務局長・島コーディネーター 町岡安博氏
 「与論島はサンゴ礁のリーフに囲まれたエメラルドグリーンに輝く海と色鮮やかなサンゴの群生地で泳ぐ熱帯魚が魅力です。今回の企画を通し、島内の人が島の魅力を様々な目線からSNSなどで発信してくれることを願っています。特に若い世代の感性を存分に発揮し、映像を制作して、日本全国のたくさんの旅好きな人に島の素晴らしさが伝わると嬉しいですね」

▼与論島観光サイト
http://www.yorontou.info/topics/e000443.html

*島を訪れる際は、感染拡大防止のため自治体の指示に従うこと。

 DJI JAPANは、今後も日本全国における空撮エリアの拡大をしていく。更に「地方自治体の町おこし」や「観光資源としての空撮」の可能性を含め、地方自治体や企業との取り組みを推進していく、としている。

「ソラタビ」について

 DJIは自治体や企業と連携し、ドローン空撮を利用した新たな観光の形を促進している。ドローンユーザーの増加により、“ドローンを飛ばせる場所が欲しい” というニーズの高まりから、“空撮” の観点でその地域の名所や観光地などを紹介し、新しい旅のカタチを提案する取り組みを行っている。空撮を観光誘致に活用することで、来訪機会の促進に加え、ドローンユーザーや “SNS映え” を求めるユーザーなど、新規の観光客拡大に繋げる。

▼過去のソラタビ企画
https://events.dji.com/travel