2025年2月4日、ヤマハ発動機は、2024年1月に発生した能登半島地震の被災地域で実施した緊急物資輸送の活動に対して、航空自衛隊 航空開発実験集団司令部から感謝状の贈呈を受けた。輸送には、自動航行型産業用無人ヘリコプター「FAZER R G2」を活用した。

写真:感謝状を手にする2人
写真:自動航行型産業用無人ヘリコプター「FAZER R G2」の後ろに並ぶ7人
左:航空自衛隊 空将 小島司令官(左)、ヤマハ発動機の渡部社長(右)

 被災地では航空自衛隊の指示のもと、衛星通信とLTE通信の併用による長時間・長距離の飛行に対応したFAZER R G2を使い、のと里山空港から七尾港の間の往復約78kmでの緊急物資輸送を行った。

 機体の操縦はヤマハ発動機袋井工場のオペレーションルームから行い、運航状況はリアルタイムで東京にある航空自衛隊の司令部に共有した。

 同社のUMS事業推進部では、FAZER R G2を活用した防災や災害支援の取り組みを進めており、今後も減災に向けた活動を続けるとしている。

写真:「FAZER R G2」に荷物を取り付ける様子
写真:「FAZER R G2」、作業を行う航空自衛隊員など5人
のと里山空港での活動の様子
写真:能登半島の地図に示された飛行経路
緊急物資輸送を行った飛行経路(のと里山空港、七尾港)
写真:飛行するドローンからの映像や運航状況などが映る複数のモニター、3人のスタッフ
袋井工場のオペレーションルームの様子