東京都より「令和6(2024)年度東京都ロボットトライアル導入支援事業運営業務」を受託している三菱UFJリサーチ&コンサルティングは、都内宿泊施設へのロボットのトライアル導入および効果検証に取り組むロボット提供事業者の募集を、2024年8月5日に開始した。

 同事業では、人材不足などの施設課題の解決手段としてロボットの導入に意欲的で、不特定多数が利用する都内宿泊施設を対象に支援を行う。2024年12月末までの3か月程度の期間、採択施設におけるロボットのトライアル導入を実施する。

事業の流れを示した図。宿泊施設の募集(募集、審査、採択)、課題の洗い出し、ロボット提供事業者の募集(募集、審査、採択)、実施準備、トライアル導入(10月~12月末頃を予定)、導入に向けた検討

 同事業では、サービスロボットのトライアル導入を希望する都内の宿泊施設を募集し、5団体を採択している。

企業・団体名(五十音順)トライアル導入の候補施設名施設所在地
荒沢屋旅館 荒澤屋奥多摩町
日本青年館日本青年館ホテル新宿区
はとバス銀座キャピタルホテル中央区
REAH TechnologiesBON東京浅草墨田区
VOYAN HOTELSRESIDENCIAL VOYAN南砂町江東区

 採択施設が解決を希望する課題に対し、施設とともにロボットのトライアル導入および効果検証に取り組むロボット提供事業者の募集を、2024年8月5日より開始した。

募集期間2024年8月5日(月)~9月6日(金)17:00必着(応募意思表明提出)
※応募申請書の提出は9月10日(火)17:00必着
応募資格(一部抜粋)・日本国内に住所を有し、国内法により設立された法人であること
・ロボットのトライアル導入の実施能力を有する者であり、最後までトライアル導入の取り組みを完遂する意思があること
・すでに製品化されているロボットを活用し、採択施設の課題の解決に資する取り組みを実施する意思があること
応募メリット【ロボットの導入を検討している潜在顧客への営業機会の獲得】
・事業を契機にロボットの導入を検討している東京都内の宿泊施設(採択施設)に対し、自社のロボットあるいはロボットサービスを試行的に利用してもらう機会、アピールする機会(事業を通じた潜在顧客への営業機会)を得ることができる。
・採択施設を対象としたロボットのトライアル導入に係る経費について、1プロジェクトあたり250万円まで支援する(経費支援は、宿泊施設ではなく、ロボット提供事業者に直接支払う予定)。

【ロボットの利活用、本導入に向けた側面支援】
・事業では、採択施設に対し、東京都ロボットトライアル導入支援事業運営事務局のコンサルタントがロボットの利活用や本導入に向けた運用方法の検討などについて伴走支援を行う。また、運営事務局のコンサルタントが採択施設の担当者をサポートすることで、ロボット企業の取り組みも進めやすくなる。
・ロボットのトライアル導入を行った宿泊施設(採択施設)がトライアル導入の結果を受けロボットを本格的に導入し利用する場合、購入費用を補助する「宿泊施設ロボット本格導入事業」の実施を予定している(補助限度額750万円、補助率3/4)。
URL募集ページ(募集内容の詳細)
https://murc-jimukyoku.smartcore.jp/tokyorobot_application202408
事業説明会の参加申込
https://murc-jimukyoku.smartcore.jp/tokyorobot_briefing202408
施設の事前見学会の参加申込
https://murc-jimukyoku.smartcore.jp/tokyorobot_tour202408
応募意思表明の申請
https://murc-jimukyoku.smartcore.jp/tokyorobot_application202408