2024年5月14日、ナイルワークスは、同社の自動飛行ドローン「Nile-JZ Plus」と、BASFジャパンの栽培管理支援システム「xarvio FIELD MANAGER(以下、ザルビオフィールドマネージャー)」のシステム連携を開始することを発表した。この連携により、特別な知識がなくとも簡単に可変散布を実行できる。

 ザルビオフィールドマネージャーは、人工衛星画像とAI分析により、作物の生育状況や収量、病害や雑草のリスクなどの予測・数値化、可変散布マップの作成が可能。この可変散布マップをNile-JZ Plusの操作アプリ「NileStation」に取り込むことで、ドローンの飛行経路を自動生成し、必要な箇所に必要な量の農薬・肥料を自動飛行で散布する。

 作物の生育状況や予想収量に合わせて適切なタイミングで部分ごとに最適化して散布できるため、作業効率が上がり、収量の向上につながる。また、農薬・肥料の使用量低減に寄与し、コスト削減だけでなく環境に配慮したサステナブルな農業を実現するとしている。

左:「ザルビオフィールドマネージャー」の可変散布マップ、右:「NileStation」の可変散布の飛行経路
ナイルワークスの自動飛行ドローン「Nile-JZ Plus」