2024年4月30日、ヤマタネはエアロネクストに出資したことを発表した。

 社会的価値と経済的価値の両立を目指すヤマタネは、基本戦略として、既存の4事業(物流・食品・情報・不動産)を「コア事業領域」、コア事業領域の中でも新たに取り組む領域を「チャレンジ領域」と位置づけ、将来の収益源育成を図り、成長が見込まれる分野への参入を目指している。

 産業用ドローンの技術開発と特許化、ライセンスビジネスを手がけるエアロネクストは、重心と空力特性を最適化し、産業用ドローンの性能を向上させる独自の機体構造設計技術「4D GRAVITY」を産業用ドローンに標準搭載するため、強固な特許ポートフォリオを構築し、4D GRAVITYライセンスに基づくプラットフォームビジネスを展開している。また、戦略子会社NEXT DELIVERYを通じて、ドローン配送サービスの社会実装、事業化にも取り組んでいる。

 今後両社は、ヤマタネの持つ既存事業のノウハウやネットワークと、エアロネクストのドローン技術やサービスを組み合わせ、持続可能な社会インフラの構築や社会課題の解決に向けた取り組みを加速させるとしている。

4D GRAVITYを搭載したエアロネクストの物流専用ドローン「AirTruck」