2023年10月5日、NTT e-Drone Technology(以下、NTTイードローン)は、自社が運営するドローンスクール「E.R.T.S.」において、新たに「国家ライセンス取得講習(二等)コース」を開設し、2023年10月20日より提供を開始すると発表した。また、同スクールのカリキュラムやノウハウを提供するパートナー校の募集を開始する。

コースの概要

 国家ライセンス取得講習(二等)コースを10月20日より開始する。

受付開始:2023年10月5日
提供開始:2023年10月20日

メニュー講習日程料金(税抜)
初学者5日34万5,000円
夜間限定変更(初学者)半日2万円
目視内限定変更(初学者)※1半日4万円
経験者2日11万5,000円
夜間限定変更(経験者)半日2万円
目視内限定変更(経験者)※1半日2万円
再講習(共通)1時間6,000円
再試験(共通)1回2万円

※1:目視内限定変更は予定となる。

コースの特長

【使用機体】
 公共機関や公共案件において国産ドローンや欧米製ドローンの採用が進みつつある。これらのニーズに対応するため、講習用の国産ドローンを採用している。

ジーウイング製「AVANTE for E.R.T.S.仕様」

【ビデオ復習システム】
 すべての実技講習をビデオ撮影し、受講者はクラウド経由でビデオ復習が可能。

 実技講習において講師が即座に適切なアドバイスを行うが、受講者にとっては操縦に集中するなかで、実技後に十分な振り返りを行うことは困難であった。ビデオ復習システムにより受講者は振り返りを行うことが可能となり、自らの操縦の傾向や課題を把握し、ドローンの安定的な操縦に必要な技術を獲得することを支援する。

【E.R.T.S.とのセット受講】
 初学者は、E.R.T.S.を先行して受講することで、限られた日数で実践力を獲得できる。
 民間ライセンスであるE.R.T.S.の産業コース(2日間、18万円・税抜)を受講することで、国家ライセンスの経験者コースを受講可能。

参考:申し込み~国家ライセンス取得までの流れ

1.「技能証明申請者番号」の取得
・ドローン情報基盤システム2.0(以下、DIPS2.0)にてアカウントを作成。
・DIPS2.0にて技能証明申請者番号を取得。

2. 受講申し込み
・必要書類を揃えて、受講希望時期を記載の上、NTTイードローンに連絡。

3. 日程調整
・NTTイードローンより申込書内容の確認、日程調整。

4. 受講/修了審査
・学科、実地講習の受講。
・実地修了審査は「指定試験機関」と同一の基準で行う。
・学科および実地講習を受講し、実地修了審査に合格すると、講習修了証明証および証明書番号を発行する。

5. 学科試験の受験
・指定試験機関である日本海事協会(以下、ClassNK)のホームページから学科試験の受験申し込みを行う。
・試験申し込みシステムに利用者登録(アカウント開設)し、受験資格を確認。
・ClassNKから受験資格の確認、CBT(Computer Based Testing)試験実施会社の案内を受け取る。

6.「無人航空機操縦者技能証明書」の取得
・全ての試験に合格後、DIPS2.0にて技能証明書の発行申請を行い取得。
・技能証明書は郵送される。
・技能証明書の有効期限は3年。