2020年3月23日、A.L.I. Technologies(以下 A.L.I.)は、森林の状況を把握する重要な樹木調査のひとつ、樹高計測が即時に可能となるドローンソリューションを開発したことを発表した。これまでおもに人が地上から木の高さに合わせてポールを伸び縮みさせて樹高を測定していたことと比較すると、省時間化および省人化に革新的なメリットをもたらすソリューションだという。

実地飛行調査中のドローン
ドローンが飛行しながら即時に樹高を計測

 森林高度把握ドローンは、樹木の本数を測りながら飛行し、樹高を計測することが可能である。その精度は95%(同社調べ)で、地図データに測定内容をマッピングしていくこともできる。

 A.L.I.は、同社の強みであるドローンとAIソフト開発を組み合わせたこのドローンソリューションを提供することにより、危険で手間のかかる作業から解放されるだけでなく、間伐という森林育成に重要な作業の更なる効率化に加え、災害時の倒木による被害を防ぎ、森林育成調査の精度アップにも繋がることを目指す、としている。

参考動画:森林高度把握ドローン