2025年3月4日、ケルヒャー ジャパンとZMPは、ロボットの群管理機能などの利便性向上を目的に協業を開始したことを発表した。

 この協業により、ケルヒャーの床洗浄ロボット「KIRA B 50」と、ZMPのマルチベンダーロボプラットフォーム「ROBO-HI(ロボハイ)」の連携を行い、ロボットの群管理が可能になった。

写真:ROBO-HIのロゴ、床洗浄ロボット「KIRA B 50」
床洗浄ロボット「KIRA B 50」

 群管理とは、複数台のロボットの動きを統合的に制御する技術であり、これにより複数台の同時制御を行うほか、他社製ロボットとの協働による分業運用にも対応し、清掃コストや作業時間の削減、清掃スケジュールの最適化を実現する。

 商業施設等では、運搬ロボットや配膳ロボットとともに清掃ロボットを運用する場合、従来は各ロボットが個別に定められたルートを走行しており、狭い通路での渋滞や詰まりが発生する可能性があった。ROBO-HIを導入することで、ロボット同士が連携し、例えばロボットAが細い通路を通過する際には、ロボットBが待機し、通路が空いたタイミングで移動を開始するなど、スムーズな運用が可能になる。

 協業の第1フェーズでは、複数台のロボット管理や他社製ロボットとの一元管理が可能となった。次の第2フェーズでは、エレベーターとの連携を進めることで、複数フロアにわたる清掃業務の完全自動化を目指す。ビルや大型商業施設などでの活用をさらに拡大していく予定だ。

写真:部屋の手前でロボットが待機し、もう一台が部屋から出てくる様子
ROBO-HIによるロボットの群管理。「KIRA B 50」1機が部屋を出るまで、もう1機が待機する様子
ROBO-HIの管理画面で群管理中の「KIRA B 50」。1機が部屋を出るまで、もう1機が待機する様子
ROBO-HIで群管理中の「KIRA B 50」の様子

マルチベンダーロボプラットフォーム「ROBO-HI」

 ROBO-HIは、施設や街単位でロボットを統合的に管理できるシステム。ロボット、エレベーターなどの設備、各種業務システムと連携し、効率的なロボット運用が可能となる。ロボットの位置や状態をリアルタイムで監視することができ、複数種、複数台のロボットが混在する空間における群制御・群管理を行う。これにより導入したロボットの業務の最適化、費用対効果の向上が期待される。

▼マルチベンダーロボプラットフォーム「ROBO-HI」
https://www.zmp.co.jp/robo-hi

床洗浄ロボット「KIRA B 50」

 高い洗浄能力と清掃品質、自律性と安全性を実現した次世代床洗浄ロボット。

  • 高い洗浄能力と清掃品質
    ローラーブラシで除塵作業と洗浄作業を1工程に短縮。サイドブラシにより汚れを中央に取り込み安全に清掃を行う。
  • シンプルな操作性
    高性能情報処理による2種類のマッピング方法で簡単に洗浄ルートの設定、編集、ロボット操作が可能。
  • 高度な自律性
    高性能センサーとソフトウェアにより、ガラスや突起物を含む障害物を検知・回避し、スムーズな自律走行を実現。オプションのドッキングステーションを使用すれば、給水・排水・タンク清掃・充電を自動処理する。
写真:床洗浄ロボット「KIRA B 50」外観

▼床洗浄ロボット「KIRA B 50」
https://www.kaercher.com/jp/professional/cleaning-robots/kira-b-50-15330020.html