2025年2月25日、ダイモンは、同社が開発する月面探査車「YAOKI」が、Intuitive Machinesの月着陸船 Nova-C(通称、Athena)に搭載され、打ち上げの準備が整ったことを発表した。この月着陸ミッション(IM-2)は2025年初頭に予定されており、Intuitive Machinesにとって2回目の月面着陸となる。
YAOKIは、NASA「商業月貨物輸送サービス(CLPS)」プログラムのもと、月の南極地域に商業・民間インフラサービスを提供するペイロードのうちの1つ。
IM-2ミッションは、将来の月探査を可能にするために、水資源探索のインフラを検証し、利用可能な資源の組成や濃度を特定して月面通信技術を実証することを目的としている。科学者の宇宙に対する理解を深めるだけでなく、持続可能な未来を築くための礎となる。月面にインフラを構築することは、宇宙への経済圏の拡大に向けた第一歩となる。
同ミッションは、民間主導の宇宙探査が実現可能であることを示す機会となる。同社は今後も定期的な月面探査ミッションを継続し、数年以内に100機のYAOKIを月面へ送り込む計画だ。
ミッション概要
YAOKIは、軽量かつ耐久性のある設計を持つ小型月面探査車であり、月面において走行・撮影・データ送信を行うことを目的としている。このミッションでは、月面での探査活動を通じて、将来の月面開発やビジネスの可能性を探ることが期待されている。
今後のスケジュール
- 2025年2月27日以降(日本時間):ロケット打ち上げ予定
- 打ち上げから約8日後:月面着陸
- 着陸から約5日後:YAOKIの月面走行・データ取得・送信
- 着陸から約10日後:IM-2ミッション完了
Project YAOKI パートナー
- UCHIDA
- 緑舞
- 桂川精螺製作所
- 国光施設工業
- 中央エンジニアリング
- 東京海上日動火災保険
- パンチ工業
- ピクシーズ
- 4th.ai(スマートインプリメント)
- 三菱ケミカル
- ユニスト・ホールディングス
- JAOPS