2025年2月17日、Terra Drone(以下、テラドローン)は、高機能な測深能力を持つ最新のグリーンレーザー「YellowScan Navigator」を活用した計測サービスの提供を開始したことを発表した。河川や湖沼、沿岸部のより深い水域の地形測量に関するデータを効率的かつ安全に取得することができる。

写真:グリーンレーザを搭載したドローン

 近年、河川や湖沼、沿岸部の地形測量では、水深や地形の変化のより詳細なデータの取得が求められている。従来の測量方法は、人が水中に入ったり船を出したりする必要があり、効率性や安全性に課題があった。

 グリーンレーザーは、水中でも屈折しながら光が届く特性を持つため、浅瀬の水底地形や湿潤地を効率的に測量。3次元データを活用することで、地形の詳細データを取得することができる。

サービスについて

 高い測深能力を持つグリーンレーザーYellowScan Navigatorは、より深い水域の測量が可能。高性能でコンパクトな設計、高い操作性により、これまで困難だった環境での測量を実現する。テラドローンでは、河川・湖沼・沿岸部などの地形測量サービスを提供する。

特長

  • 深い水域の詳細データを取得
     日本国内で利用が普及しているグリーンレーザーは、最大1~1.2セッキ(※)が標準であった。YellowScan Navigatorは最大2セッキまでの計測が可能。今まで計測が難しかった河川や湖沼などの水域でも、より詳細な地形データを取得できる。
    ※セッキ:セッキ板を水中に沈めて見えなくなる深さ(m)
  • 濁った水域や障害物の影響を低減
     エコー(反射波)を最大10回まで取得し、測定環境がより厳しい状況でも安定したデータを取得可能。例えば、川の水中に泥や微粒子が多く漂っているような濁度の高い水域でも、エコー数が増加したことでデータを取得できる。川の上に木の枝がかかっているような環境では、これまで測定が困難だった場所でも測量成功の確率が向上した。
写真:従来のグリーンレーザーと、YellowScan Navigatorの測深比較
2025年1月にテラドローンが独自計測した結果(自社調べ)に基づくデータ
写真:従来のグリーンレーザーと、YellowScan Navigatorの測深比較
2024年9月にテラドローンが独自計測した結果(自社調べ)に基づくデータ

「YellowScan Navigator」製品仕様

精度3cm
確度3cm
最大計測深度2セッキ
GNSS慣性ソリューションSBG Quanta Micro
スキャナーの視野40°
エコー数/ショット最大10
ショット数/秒最大20,000
重量3.7kg(バッテリー含まず)
レーザークラスクラス3B