2025年2月13日、AeroFlexは、独自開発の小型観測用ドローン「A430 NEO」を2025年3月下旬より販売開始すると発表した。

 安定した撮影を可能とする機構(3軸ジンバル)付きカメラ、高精度測位サービス(RTK)による精緻な測量、専用送信機(プロポ)による直感的な操作性を備えている。

写真:飛行する「A430 NEO」(黄)
Go-Proを搭載した「A430 NEO」(黄)が飛行する様子

 A430 NEO専用の3軸ジンバル付きカメラにより、ブレの少ない撮影が可能。空撮や測量の用途に応じ、搭載するカメラの種類を選択できる。

写真:ドローン下部に取り付けられた3軸ジンバル付きカメラ
3軸ジンバル付きカメラ

【搭載可能カメラ】

4Kカメラ
ズーム:6倍ズーム
イメージセンサー:ソニー1/1.7インチCMOS 800万画素
ビデオ解像度:4K(4096、2160)、25fps
撮影:静止画、動画(暗視対応)
写真測量:可能(ジオタグ付き)
赤外線カメラ(赤外線カメラ+CCDカメラ)
ズーム:2倍ズーム
解像度:640×512px
温度測定範囲:-20℃~150℃
撮影:静止画、動画
写真測量:不可
Xacti製カメラ(近日対応予定)
画素数:2000万画素
撮影:静止画、動画、写真測量用ジオタグデータ付き写真
写真測量:可能

 3軸ジンバル付き専用カメラのほか、専用設計の2軸ジンバルにウェアラブルカメラ(Go-Proなど)を搭載可能。ドローン側からのシャッターコントロール、ジオタグの記録ができる。専用ソフトでジオタグを後入れすることで、写真測量にも対応する。

写真:ドローン下部に取り付けられたGo-Pro
2軸ジンバルに搭載したGo-Pro

 ネットワークRTK(ichimill)に対応しており、高精度な飛行やジオタグデータの取得が可能。

 電池残量が極端に少なくなった場合や電波が届かなくなった時などに自動的に離陸地点に帰還するフェイルセーフ機構を備えている。

 5.5インチ液晶モニター付き送信機(プロポ)と専用の運航アプリで直感的な操作が可能。プロポをPCに接続することで、PCアプリを用いてドローンの自動航行ルートなどの細かい設定を行うこともできる。

 機体のカラーは、赤、白、黄の3種類。

写真:送信機
5.5インチ液晶モニター付き送信機

「A430 NEO」製品詳細

【機体諸元】

全長360mm
重量1,580g
飛行時間18分
最大映像伝送距離1km
最大速度12.5m/s
横から見た機体
上から見た機体

【機能】

  • RTL:自動帰還モード
  • Auto:自動飛行モード
  • スマートプロポ:映像伝送等
  • ナイトビジョン:暗い環境でも映像を明るく保つ(4Kカメラのみ)
  • フェイルセーフ:飛行時の安全担保機能
写真:飛行するドローン
「A430 NEO」(黄)が飛行する様子
写真:芝生の上の機体とプロポ
「A430 NEO」(白)と専用プロポ
写真:飛行するドローン
「A430 NEO」(白)が飛行する様子

【参考動画】

ホバリングの様子
自動飛行の様子
4Kカメラ映像