2022年6月15日、共同印刷は、イームズロボティクスとドローン飛行情報確認システムを共同構築したことを発表した。8月中に同システムの提供を開始する予定である。

 近年ドローンによる無許可飛行や禁止区域の飛行事案が頻発している。こうした状況から、2022年6月より改正航空法に基づきドローンの登録が義務化される。機体はIDを表示・発信する必要があり、登録されていないドローンを飛行させることはできなくなる。これにより、国土交通省が掲げる「事故発生時における所有者の把握」「事故の原因究明や安全確保」「安全上問題のある機体登録を拒否することによる安全の確保」が期待される。

 共同印刷は、情報セキュリティ体制を生かして機体から発信されるIDを可視化、記録することで情報を管理し、空の安全確保をサポートする仕組みづくりを目指すとしている。

ドローン飛行情報確認システムの全体イメージ

 共同印刷はクラウドシステムの開発と運用、ゲートウェイアプリの開発、タブレットアプリの開発を担当し、イームズロボティクスは受信機の開発、ドローン飛行情報確認システムの販売を行う。