2021年5月12日、クオリティソフトと双葉電子工業は、セキュアな環境でドローンを運用できる管理システムを開発したと発表した。ドローンを飛行させるには操縦者と機体両方の認証が必要となり、操縦者の操作記録と飛行ログを紐付けて管理することができる。

ドローン運用管理システムの特長

1. クラウドサービスによる認証
 飛行させる機体と操縦するオペレーターを紐付けておき、飛行場所でインターネットに接続して認証することで機体が飛行可能な状態に切り替わる。インターネットに接続できない状況では、オフライン認証を行う。飛行許可証の有無や、その内容を紐付けて管理できるため、飛行禁止エリアで許可証が無い場合の飛行制限が可能。
 盗難にあった場合でも機体を飛行させるには認証が必要なため飛行させることはできず、仮に認証情報が漏洩しても、クラウドサービス上で認証を拒絶することで不正利用を防ぐ。

2. 飛行ログ・操作ログの管理
 認証機能により「誰が」「いつ」「どこで」「どのように飛行させた」などの情報を、飛行ログとして管理できる。日常のドローン運用が安全に行われているか、事故や不正運用などのトラブルが発生した際の原因追跡といった安全対策や、記録を残すことでドローンの安全運用に対する証明として活用できる。また、管理用WEBコンソールでの操作ログを残すことで、ドローン運用のセキュリティを向上させる。

画面イメージ

プラットホーム機体

産業用ドローン「FMC-01」(左)、産業用ドローン「FMC-02」ヘキサタイプ(右)
産業用ドローン「FMC-02」クワッドタイプ(左)、アナウンサードローン「QAF-02」(右)