デジタルハリウッドは、2015年に開校した『Digital Hollywood Robotics Academy』(デジタルハリウッド ロボティクスアカデミー)において、今回で6度目となる「Drone Movie Contest 2021」を開催する。このコンテストはドローンで撮影した映像作品を対象としたもので「Japan Drone 2021」の企画の一つとして開催される。応募締め切りは、2021年5月16日。

 Drone Movie Contestは、日本発のドローン映像コンテストとして2016年に第1回目が開催された。ドローンの機体は年々軽量かつコンパクトになり、飛行安定性やカメラ機能も向上、気軽に綺麗な映像が撮影できるようになったが、ドローンによる事故は未だに絶えない。このコンテストではドローンが社会的な価値を発揮していくために、ドローンの魅力が詰まった映像を集め公開する事で、ドローンのポジティブな事例を増やしていくことを目的としている。

コンテストのポイント

1. 安全運航体制
 航空法や電波法、道路交通法、各種ガイドラインなど、国内の法制度を守り安全に飛行させた状態で撮影を行うことが必要(海外で撮影した場合は、現地の法制度)。危険な撮影が行われた場合は審査の対象外となる。また、映像作品として著作権や肖像権が順守されていること、撮影地の許諾が取れていることが前提となる。

2. ジャンルは不問
 3分以内、映像の50%以上をドローンで撮影、という基準は設けるが、応募者の自由な発想を促すためにジャンルは設定しない。

3. ドローン業界の第一線で活躍する審査員
 審査員にはドローンに関する有識者の他、映像分野における専門家、ドローンの情報を発信しているメディア関係者等を選定し、さまざまな視点から審査を行う。Drone Movie Contestはドローンのコンテストであり、同時に映像のコンテストとして、美しさ、カット割り、ストーリー性、演出面も含め総合的に審査を行う。

「Drone Movie Contest 2021」応募要項

審査対象
ドローンで空撮した3分以内の動画作品。
作品時間の50%以上をドローンで撮影している。

審査基準
JUIDAの安全ガイドラインを満たした撮影を行っている。
映像作品としての芸術性や、技術的な先進性などを審査ポイントとする。作品のジャンルは問わない。差別的な表現や、危険な撮影手法などがある作品は審査の対象外とする。
映像作品として著作権や肖像権が順守されている。また撮影地の許可をとり撮影している。

応募締め切り :2021年5月16日

公式ウェブサイト http://www.dhw.co.jp/robotics/contest/

昨年の受賞作品

DroneMovieContest2020 グランプリ・審査員特別賞受賞

「ASAKUCHI Fireworks display 2019」瀬戸内ドローンプロジェクト制作


DroneMovieContest2020 審査員特別賞受賞

DRONE×NINJA DAIJUJI「ドローン×忍者~大樹寺~」一旗(代表:東山 武明氏)制作


DroneMovieContest2020 審査員特別賞受賞

「KOH LIPE」石橋 健氏 制作