2025年2月28日、三晃金属工業と日鉄物産は、改修工事の需要捕捉および課題解決を目的に、三晃金属工業が提供する屋根・外壁の調査から診断、アフターサポートまでを行う「みまもりプログラム」と、日鉄物産が提供する屋根・外装材の計測から見積もりまでを一貫して行うプラットフォームソフト「Dommit(ドミット)」および、建物の安全性を確認する「構造確認サービス」を連携させた取り組みを強化すると発表した。

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 三晃金属工業は、みまもりプログラムの調査において、担当者が屋根上で作業を行う危険性や、目視での調査に多くの時間を要するといった課題があった。

 日鉄物産が提供するDommitでは、ドローンで撮影した画像データを活用し、施工に必要な材料選定から積算・見積もりまでを一貫して簡略化できるデジタルツールを提供。危険で煩雑な業務を安全かつ効率化することで、改修工事需要の捕捉を目指している。

 今回の連携により、安全性の確保および、現場調査、見積もり作業を効率化し、見積件数と受注件数の増加を目指す。

 また、2023年3月の国土交通省の通知「国住指第596号:屋根の改修に係る設計・施工上の留意事項について(周知依頼)」に伴い、構造耐力上安全であることが明らかでない場合には、安全性の確認が必要とされた背景を踏まえ、日鉄物産の構造確認サービスを、三晃金属工業のみまもりプログラムに活用する。

▼三晃金属工業「みまもりプログラム」
https://www.sankometal.co.jp/mimamori/program/

▼日鉄物産「Dommit」
https://www.dommit.net/