2023年2月1日、ブルーイノベーションは、2022年12月5日の改正航空法施行に伴い義務化された、ドローン飛行時の飛行日誌作成や機体情報の管理などを自動化するドローン飛行日誌作成・情報管理サービス「BLUE SKY」の提供を同日より開始する。
同サービスは、ドローンのフライトログの自動アップロードやデータ分析、航空局指定フォーマットでの飛行日誌の自動生成、機体・バッテリー管理などが、パソコンやスマートフォンなどで簡単に管理・作成・出力できる。
ブルーイノベーションのデバイス・情報統合プラットフォーム「Blue Earth Platform(BEP)」と、世界で約26万人のユーザーを持つ米国のリアルタイムフライトストリーミングプラットフォーム「AirData UAV」とのシステム連携により提供されるもので、ドローンメーカー20社のドローンやアプリケーションに対応する。
なおブルーイノベーションとAirData UAV社は、ドローンパイロット向け新サービス開発に向けた業務提携契約を同日締結している。
同サービスは日本UAS産業振興協議会(JUIDA)を通して、JUIDA会員(約2万5000会員)向けに「BLUE SKY for JUIDA」として2月1日より無料提供を開始し、一般向けには2023年夏より提供を開始する予定である。
▼ドローン飛行日誌作成・情報管理サービス「BLUE SKY」
https://www.blue-i.co.jp/flight_services/
従来の空撮や農薬散布に加え、点検や物流、警備などに用途が拡大すると共に、都市部においてもドローンの利活用が進んでいる。ドローンの社会実装をさらに加速するため、2022年12月5日に改正航空法が施行された。これにより、これまで飛行不可だったレベル4(都市部など有人地帯での目視外飛行)でのドローン飛行が可能になった。
一方、改正航空法では、ドローンの安全飛行や事故防止、事故原因の究明などを目的に、ドローン機体の事前登録・承認、操縦ライセンスの取得と共に、ドローン飛行に伴う飛行計画や飛行日誌の作成などが義務化された。
BLUE SKYは、これら手続きの際に必要となる飛行データの自動取得や申請データ作成の他、機体やバッテリー管理などを一元化し、ドローン飛行に係る工数削減とスムーズで安全な運用をサポートするとしている。
「BLUE SKY」主な機能
・飛行ログの自動アップロード
ドローンの飛行ログを自動で同期。AndroidとiOSに対応。
・さまざまな機体メーカーに対応(登録無制限)
DJIやParrotを含むメーカー20社のドローンやアプリと連携。
・飛行情報を見える化
フライト履歴(機体やバッテリー情報、飛行実績、天候など)を整理し可視化。
・義務化された飛行日誌に対応
航空局が求める飛行日誌に必要な項目をカバーし、飛行ログと自動同期。
・メンテナンス項目の設定が自由
メンテナンスメニューの設定やリマインド日時を自由に設定可能。
・ワンクリックでレポート作成
飛行日誌のレポートを自動生成、掲載項目のカスタマイズも可能。
・アラート機能
天候やバッテリー残量など、飛行に重大な影響を及ぼす項目について自動的にアラート発信。
・情報共有
フライト情報や各種データを他者と共有。