VFRとブルーイノベーションは、2022年11月1日、ドローンを活用した新規事業の立ち上げや課題解決のさらなる普及に向け、ドローンソリューション導入に係る一連サービスのワンストップ提供体制の構築を目指し、MOUを締結した。
点検や物流、警備などドローンを活用したソリューションの導入には、ドローンや搭載デバイスなどの「ハード」、機体を制御しデータを取得・管理する「システム」、それらを管理・運用する「パイロット育成」の3つが重要となるが、現在それらは別々の会社から提供されており、ソリューション全体を俯瞰したサービス(導入計画提案や機種選定・運用など)が求められている。
この契約により、目的や用途に適した設計・製造・量産開発を行うハードウェアプラットフォーマーのVFRと、ミッションをベースに複数のドローンやロボット、各種デバイスを遠隔・目視外で自動制御・連携させることができる「Blue Earth Platform(BEP)」を展開するソフトウェアプラットフォーマーであり、専門パイロット育成も手がけるブルーイノベーションの両社が新たなソリューションを構築することで、ドローンソリューション導入に係る一連のサービスをワンストップで提供可能となる。
その第一弾として「ドローンコンフィグレーター」の開発を進めており、2023年1月に運用を開始する予定だ。ドローンコンフィグレーター上では、要望に応じて産業用ドローンをカスタム設計でき、その場で見積もり作成が可能。リアルタイムで在庫を確認できるため、発注から納品までの期間を短縮する。また、安全性が担保されたパーツのみで構成することで、部品レベルでのトレーサビリティを実現する。
VFRはERPシステム(経営資源計画)やドローンコンフィグレーターで機体情報を管理することで品質保証を行い、ブルーイノベーションはBEPを活用した多くの課題解決ノウハウとシステム、さらに人材育成メソッドを活かしコンサル領域・パイロットの育成を担当する。