2020年1月9日、T2Rは、DAMODA(深圳大漠大智控技术有限公司)と契約を締結し、ドローンライトショーの日本国内での販売を行うことを発表した。DAMODAのドローンライトショーの最大の特徴は、その安全性とコストパフォーマンスにある。ドローンを落下させないシステムをオリジナルで開発しており、さらに欧米企業に比べて安価な価格設定である。

 現在ドローン技術においては、中国深圳の企業が世界のパイオニアとなっており、ドローンライトショーの老舗であるDAMODAも、既に40余りの都市と地区で2,000以上の公演実績を有している。

 ドローンライトショーは、多数のLEDドローンを飛行させて上空に立体的な動画アニメーションを描くもので、日本ではまだまだ実績が少ないエンターテイメントである。そのため、ドローンライトショーは「非常に高価、落下すると危険、風に弱い、許可申請のハードルが高い」といったネガティブな印象を持たれている。

 強風でなければショーの実施は可能で、ドローンが自身の位置をGPSとRTK(リアルタイム・キネマティック/精度の高い自己位置推定ナビゲーション技術)によって把握し、互いにその距離を取りながら飛んでいく様は、まさに先端テクノロジーを詰め込んだエンターテイメントであると感じられるという。

 ドローンライトショーは通常、ライブエンターテイメントや照明、音楽と同期して演出される。いわば特効として使用されるケースが一般的であるが、他の特効と比較してインスタジェニックであるため、ショーコンテンツを様々なSNSを通じて拡散する役目も果たす。

 これまでT2Rは先行するドローンイベントに関わり、ドローン飛行に関する許認可の知見を蓄積してきており、安定したドローンライトショーの公演と、確実な許認可手続きの代行を行う。2社の持つ知見を掛け合わせ、今後、遊園地やスタジアム、自治体などに先端のエンターテインメントを提供していく、としている。

ドローンライトショー実施事例