飛行日誌とは、特定飛行を実施する際に操縦者が飛行・整備・改造などの情報を遅滞なく記載する制度で、無人航空機の日常点検記録、飛行記録、点検整備記録のことを言う。飛行中の携帯も義務付けられているが、飛行日誌は必ずしも紙媒体である必要はなく、必要に応じて速やかに確認や提示ができるのであればシステム管理を含む電子データでも問題ない。

 それぞれの記録では、以下のような情報を記録する必要がある。

飛行記録

(出所:資料をもとにせりぽよが作成)

1. 飛行の年月日
2. 離着陸場所・時刻
3. 飛行時間
4. 飛行させた者の氏名
5. 不具合及びその対応

日常点検記録

(出所:資料をもとにせりぽよが作成)

1. 日常点検の実施の年月日・場所
2. 実施者の氏名
3. 日常点検の結果

点検整備記録

(出所:資料をもとにせりぽよが作成)

1. 点検整備の実施の年月日・場所
2. 実施者の氏名
3. 点検・修理・改造・整備の内容・理由

飛行日誌携帯の義務と違反時の罰金

 特定飛行時に飛行日誌を携帯していなかった場合や、飛行日誌を記載しなかったり虚偽の記載をしたりした場合は、航空法に基づき10万円以下の罰金が科される。