航空法において、模型航空機は、ゴム動力模型機や機体本体とバッテリーの合計重量が100g未満のマルチコプター、ラジコン、ドローンのことを指す。

(出所:せりぽよが資料をもとに図表を制作)

無人航空機・模型航空機・ドローンの違い

 無人航空機と模型航空機は以下のような違いがある。

項目模型航空機無人航空機
目的・競技
・スポーツ
・レクレーション など
・商業
・公共事業
・科学研究
・軍事 など
重量
(機体とバッテリーの合計)
0~99g(100g未満)100g以上
航空法の適用一部の航空法のみ適用全ての無人航空機に適用
小型無人機等飛行禁止法の適用全ての模型航空機に適用全ての無人航空機に適用

 模型航空機と無人航空機はいずれも人が乗らない航空機であるという点で共通しているが、模型航空機は無人航空機よりも適用される航空法が少ない。ただし、両方とも小型無人機等飛行禁止法は適用される。

 また、ドローンと模型航空機の違いは具体的に定められていない。

模型航空機とドローン

 一般的な解釈として模型航空機は無人航空機の一種であるが、航空法においては限定された大きさの無人航空機として定義されている。

 一方、ドローンは無人航空機の一種であるが、複数の回転翼を持つ航空機だ。模型航空機とドローンは定義上異なるものだが、これらは重複することもある。そのため、模型航空機とドローンはそれぞれが無人航空機に含まれるものと考えると良い。

(出所:せりぽよが図表を制作)