2022年4月5日、あいおいニッセイ同和損害保険(以下、あいおいニッセイ同和損保)は、自動飛行ドローンの活用推進に向けた導入支援パッケージの提供を、4月から開始することを発表した。

 同社は2020年12月より、かもめやと資本業務提携を締結し、地域の課題解決に向けて無人ドローン物流の実装を目指した実証実験等を行ってきた。今回、自動飛行ドローンのさらなる活用を見据えて、自治体や企業が導入する際の実証実験や本格実装をサポートするパッケージを提供する。

 自動飛行ドローン導入支援パッケージの展開を図ることで、物流・防災等の地域課題解決への貢献を目指すとともに、無人航空機の有人地帯における補助なし目視外飛行(レベル4)を見据え、実証実験で得た知見や飛行データを活用して新たな補償や料率体系の構築等、自動飛行ドローン専用保険商品・サービスの開発に取り組むとしている。

自動飛行ドローン導入支援パッケージの概要

 かもめやは、自動飛行ドローンのサービス導入に必要なシステムをワンストップで提供しており、検討段階から実装まで一気通貫で支援することが可能。香川県三豊市において、離島への自動飛行ドローン物流による長期定期航路の実装に成功している。

 あいおいニッセイ同和損保はドローン運航だけでなく、サービス運営全体のプロセスを踏まえた総合的なリスクアセスメントや安全管理体制の構築支援を行い、また、最適な補償を提供することで安全・安心なドローンサービスの実装を支援する。

項目費用内容
導入検討段階での支援無償<かもめやの紹介>
オンラインの無料相談、かもめやが運営する香川県三豊市の物流定期航路の視察、デモフライトの実施、使用するシステムの確認等が可能。
検証段階での支援有償ドローン機体手配、航路調査・飛行計画策定、リスク分析・対策等のリスクアセスメント、認可申請手続きの代行等、計画段階から飛行まで実証実験の運営全体をサポートする。
実装段階での支援有償自治体・企業等がドローンを日常的に運行するための機体および機体の使用に関するノウハウや、運行時に必要となる風力計測装置、運行管理システム等を提供する。