2019年9月25日、楽天AirMap株式会社(以下、楽天AirMap)は同日より、同社が提供するドローン操縦者向けアプリ「AirMap」上で、楽天損害保険株式会社(以下、楽天損保)が提供する国内旅行傷害保険「1日保険シリーズ」の「ドローン保険」への申込受付を開始することを発表した。

 同保険は、ドローンを操縦する際に、ユーザー自身が負傷した場合の治療費などに加え、家族が緊急で現地にかけつける費用(※1)や、他人を負傷させてしまった、他人の物を壊してしまった場合の賠償費用などを補償する。保険期間はフライト当日中(住居を出発してから帰宅するまでの間)で、保険料は200円(※2)。ユーザーは、ドローン操縦者向けアプリ「AirMap」上で、ドローンの安全な飛行に必要な気象情報や飛行可能エリアの確認、飛行計画の作成・申請(※3)などを行う際、同保険への申し込みも可能となる(※4)。

 楽天AirMapはこれまで、「AirMap」上で飛行申請を行ったユーザーに楽天損保を引受保険会社とする無償保険を提供してきた。ユーザーに向けた保険の提供をより拡充するため、ドローンの購入経験がある者を対象に「ドローン保険に関するアンケート」(※5)を実施したところ、ドローン保険に加入する際、他人およびその所有物への危害を加えた場合の補償を重視する者が多いことが分かっている。この結果を受け、これまで提供していた無償保険をさらに充実させた有償保険についてもアプリ上で申し込みできるようサービスを拡充した。

アンケート回答者 全290名のうち、ドローン保険への加入経験がある51名に質問。加入経験者の9割以上が「他人に危害を加えた場合に備えるため」(94.1%)、8割以上が「建物など他人の物品に危害を加えた場合に備えるため」(84.3%)を目的にドローン保険に加入していると回答。
左:国内旅行傷害保険「1日保険シリーズ」の「ドローン保険」、右:現在「AirMap」上で提供している無償保険。無償保険では事故1件につき500万円だった賠償責任の支払限度額が、有償保険では1億円になる。被保険者が事故に遭った場合の補償も充実。

 楽天AirMapは、今後も空域環境の整備に努めるとともに、ドローン飛行の事前準備から事後補償までの必要な手続きを一括して同一アプリ上で可能にすることで、サービスの利便性向上に努めていく、としている。


(※1)国内旅行行程中に被保険者が搭乗している航空機や船舶が行方不明、または遭難した場合や、事故によって緊急捜索・救援活動が必要なことが警察などにより確認された場合などに、その家族が現地に向かう際の費用などを補償する。
(※2)同商品の保険料支払い方法は、クレジットカード一括払いのみ。補償条件、補償対象期間等の詳細は、以下のリンク先を参照。(1日保険シリーズ 補償内容:https://www.rakuten-sonpo.co.jp/family/simple/tabid/1096/Default.aspx
(※3)「空域管理ダッシュボード」が導入されている空域では、飛行申請が各空域管理者に送付される。それ以外の地域では、他のアプリ利用者に対してドローンの飛行を通知することができる。
(※4)無償保険、有償保険のどちらかを選ぶことができる。有償保険を選択した場合、「楽天損保」の申し込みページにて必要事項を記入し、加入となる。
(※5)アンケートは、「楽天市場」でのドローン購入経験があり、かつ「楽天スーパーポイントスクリーン」を利用している男女290名を対象に、2019年1月24日~1月30日の7日間実施した。

「AirMap」経由での「ドローン保険」申し込みの手順

1. 飛行計画の作成後、有償保険「詳細・申込みはこちら」を選択

アプリ画面スクリーンショット

2. 「楽天損保」申し込みページにて必要情報を記入し、加入
※アプリは各アプリストアにて最新のバージョンにアップデートの上利用

▼「AirMap」アプリ
https://www.rakuten-airmap.co.jp/operators/