京商EGG “指のり” サイズのマイクロヘリコプター「モスキート」を発売

新たに気圧センサーを搭載してモスキートがアップデート

　2012年の発売から累計30万台を販売している老舗ホビーメーカー京商のトイレーベル “京商EGG” のマイクロヘリコプター「モスキート」が飛行をさらに安定させる気圧センサーを搭載して新登場しました。

　モスキートは屋内専用で楽しめる全長8cmの超小型ヘリコプター。気圧センサーによる高度制御と自動離着陸ボタンによりさらにかんたんにフライトすることができるようになりました。

二重反転プロペラを備えた機体本体。メカニカルなデザインがカッコいい

二重反転プロペラを真上から。機体はノートPCのトラックパッドに収まってしまう超小型サイズ

機体下部には赤外線受光部や充電ポート、電源スイッチなどがある

機体カウル内と機体中央付近にメインローター用のモーターが2つ、テールローター用に1つの合計3つのモーターを備えている

　充電はUSBから専用充電ケーブルで行えます。約60分で満充電、5分間のフライトが可能です。

一般的なUSBから充電できるのはうれしい

飛ばして楽しい、飾ってもカッコいいモスキート

　操作は赤外線送信機による3ch。右のスティックでラダー（左右回転）とエレベーター（前進・後進）、左のスティックの上下でスロットル（上昇下降）となります。赤外線の受光部は機体下部にありますので、送信機を常に機体に向けながら操縦するのが赤外線をロストしないコツです。

送信機は3ch方式。スティックのスプリングは硬めになっていてしっかりと操縦することができる。中央にふたつならんだボタンはトリム調整用だが、トリム調整をしなくてもまっすぐ飛んでいた

右のボタンが離着陸ボタン、左のボタンが速度モード変更ボタンとなっている。中央は赤外線発信部

　気圧センサーとジャイロセンサーが搭載されているので、機体は水平かつ一定高度に安定して飛行することができます。スピード切り替えボタンでハイスピードとロースピードを切り替えることができるので、まずはロースピードで操縦に慣れましょう。そして、お部屋の広さとも相談ですが、慣れてきたらハイスピードで高度な飛行を楽しむのもまたロマンです。

　筆者の個人的な感想ですが、ハイスピードでビュンビュン飛ばすよりも、ロースピードでゆっくりと正確に飛ばしたほうが楽しく感じました。付属のヘリポートパッドをいろいろなところに置いて着陸を正確にキメる！…というのも楽しいですね。

デザインされたヘリポートがモチベーションをさらに上げてくれる

　また、今回は試せなかったのですが、周波数を最大3つに分けて3機同時飛行も可能な仕様となっていますので、3機でところどころ着陸しながらレースなどしたらとてもおもしろそうです。

複数機飛ばす際に便利な機体識別用シールも付属する

中央のON / OFF スイッチの中間に3段階（A / B / C）あり、赤外線バンドを3機で分けて同時飛行させることができる

　そして、飛ばしていないときはインテリア小物として置いておいてもカッコよく飾れます。飾っているときにLEDをつけっぱなしというわけにはいきませんが、機体下部にある航空灯も映えます。そして、もっとシンプルに送信機に格納して飾るのもまた大人のホビー感があってお部屋の小物としてもよいですね。

おもちゃの棚に飾ってみても違和感がなくかわいらしい

送信機に機体本体を収納できるのでそのまま飾っておいてもホビー感があってよい

シンプルに “楽しい” モスキート

　モスキートの各パーツは軟質な樹脂で構成されており、筆者も飛ばしながら何度も墜落させてしまいましたが壊れることはありませんでした。万が一、壊れたとしても同梱物に予備のプロペラやテールローターもあるので安心です。

　飛ばしても楽しく、飾っても楽しい、そして壊れにくいのでたくさん遊んで楽しい。モスキートはシンプルに “楽しい” マイクロヘリコプターです。