2024年7月18日、ナイルワークスは、同社のフルオート(自動飛行)農業用ドローンNile-JZシリーズ(Nile-JZ Plus/Nile-JZ)が、高度5mまでの自動飛行と散布プログラムを組み合わせることで、背の高いとうもろこしへの散布に対応したことを発表した。

写真:とうもろこし畑の上空を飛行するドローン

 アワノメイガやアブラムシ類などの害虫対策として、とうもろこしの上から均一に農薬を散布することで、穂先から茎、果実まで十分に液剤がいきわたり効果的に防除を行う。背が高く防除範囲の広いとうもろこしへの農薬散布の負担や作業時間を改善し、農作業の効率化につなげる。

 ドローンNile-JZシリーズは、フルオートに特化しているため1人でも操作でき、事前準備の手軽さやストレスフリーな飛行が特徴。可変散布にも対応する。

とうもろこし生産者のコメント

 セット動噴で散布していると、背の高いとうもろこしの穂に農薬をかける際に自分自身が農薬を全身で浴びてしまうことと、機材自体が重たいので作業している途中で腕が重くなり上部まで均一に散布できていないこと、そしてセット噴霧の場合、誰かとペアになって散布するので、スケジュール調整が大変でした。(Nile-JZ Plusは)実際、女性でも1人で扱える軽さと、軽バン(ミニバン)に積めること、なによりも自動飛行経路を作ってくれるので簡単なんです。さらに、身構えることなく、ひとりでもやりたい時間帯に気軽に防除できることは精神的にも本当に楽です。

5枚の写真:とうもろこし畑の上空を飛行するドローン、畑になったとうもろこし、アームを折りたたんだドローンを持ち上げる様子、離着陸するドローン(ドローンの向こう側には操縦者がいる)、笑顔の生産者
とうもろこし生産者のコメント動画