2023年12月20日、ダイナミックマッププラットフォームは、12月1日、三重県志摩市において、災害時のドローンを活用したラストマイル配送の実証実験を実施したことを発表した。

 同社は、東京都の5G技術活用型開発等促進事業/Tokyo 5G Boosters Projectにおける開発プロモーターの活動として、ブルーイノベーションを支援している。今回この取り組みの一環として、災害時を想定したドローンと自動配送ロボットによる支援物資輸送の実証実験を通して、ブルーイノベーションが構築したドローンポート情報管理システム(VIS)により、それぞれのモビリティやドローンポート、第三者侵入検知、環境センサー等の周辺機器をシステム連携し、その有用性を検証。将来的な5G環境を見据えたドローンポート情報管理システムの可能性の検討を行った。

 実証実験では、マックスバリュエクスプレス志摩波切店からの支援物資を、ともやま公園芝生広場展望台から海上を飛行して三重県志摩市間崎島へドローン配送した後、自動配送ロボットと連携して荷物を配送した。

 今回の実証実験は、災害時に孤立する恐れのある離島を想定した配送ルートを三重県庁、志摩市役所と協議し、マックスバリュ東海に支援物質の提供を受けて実現した。

実証実験に活用したドローンと配送ロボット
配送ルート/飛行距離 約2.7km
実証実験 概念図