2023年9月1日、突風や乱気流をリアルタイムに可視化する3次元風計測装置(ドップラー・ライダー)の開発・製造を手掛けるメトロウェザーは、大阪でのドップラー・ライダーネットワークの構築をもとに、大阪・関西万博で空飛ぶクルマやドローンの安全運航に資する風況情報を提供することを見据え、気象庁より気象予報業務許可(許可第236号)を取得したことを発表した。

 今後、ドップラー・ライダーネットワークの拡充、超高解像気象予報モデルとドップラー・ライダーで得られる計測データとの融合により得られる気象予測情報をベースに、ドローンや空飛ぶクルマの安全・安定運航を支えるビジネスを展開するとしている。

アジア太平洋トレードセンタービル屋上に設置した小型ドップラー・ライダー(左)と、計測した風の流れをリアルタイムに可視化するシステム(右)。

許可を受けた予報業務の目的と範囲

<一般向け予報>
予報要素 :気象
予報時間 :短時間予報および短期予報
対象区域 :全国および東は東経150.0度、西は東経120.0度、南は北緯22.4度線、北は北緯47.6度の線により限られた海域

<特定向け予報>
予報要素 :気象
予報時間 :短時間予報および短期予報
対象区域 :全国および東は東経150.0度、西は東経120.0度、南は北緯22.4度線、北は北緯47.6度の線により限られた海域