2023年4月26日、ウェザーニューズは、お天気アプリ「ウェザーニュース」をビジネス用途に拡張した「ウェザーニュース for business」のドローン向けサービスに、「地点検索」機能を追加したことを発表した。

 同社は2022年12月にドローン向け「ウェザーニュース for business」のサービスを開始。お天気アプリ「ウェザーニュース」を通して、ドローンの運航可否判断に特化した気象情報を提供している。アプリのマイページに追加された企業専用ページから、ドローンポート周辺のカスタマイズされた気象情報を確認することで、ドローンの飛行可否を把握することができる。

 あらかじめ設定したドローンポート以外にも、自由に地図や住所から予測地点を検索したいというニーズを受け、今回「地点検索」の機能を追加した。住所・地名・施設名などをテキスト入力して検索したり、地図上のピンを自由に動かして細かく調整したり、検索履歴から選ぶことで、任意の地点におけるドローン専用の気象情報を確認することができる。

地点検索機能

 ドローン向けサービスでは、ドローンが飛行する上空150mまでの風・気温について250mメッシュで高精細に予測した情報を提供。上空150mまでを7層に分けて閾値に応じて色を付け、風速をもとに「飛行可能/注意/飛行不可」の3段階で判定するほか、気温も起動可否やバッテリー残量に影響するため「注意/警戒」の2段階で表示する。あらかじめ風速や雨量の値を設定することで、アプリのプッシュ機能により気象リスクに関する通知を受け取ることもできる。

マイページでドローン専用の気象情報を確認

 2022年12月、ドローンの有人地帯における目視外飛行(レベル4)の運航が法制度上可能になり、物流、防災、点検などさまざまな分野でドローンの活用に期待が高まっている。一方、ドローンは強風の影響で制御不能になるリスクや、気温が低いとバッテリー残量が大幅に下がるリスクを抱えており、レベル4で安全運航を実現するためには気象情報が重要となる。