2026年10月12日、SORA Technologyは、国際連合工業開発機関(以下、UNIDO)との役務契約に基づき、タンザニア南部のカシューナッツ生産を対象とした精密農業サービスの事業開発を開始すると発表した。

 この取り組みは、UNIDOの「日本アフリカ・ビジネス・パートナーシップ人材育成事業」の一環として実施するもので、現地パートナーのTanzania Cashew Growers PLC(以下、TCG)と連携し、ドローン、衛星データ、AIを組み合わせた精密農業サービスの事業機会を約2か月間にわたり調査する。

SORA Technology、TCGロゴ
カシューナッツ農園を飛行するドローン、データを収集する衛星などのイメージ
カシューナッツ農園への精密農業サービス導入のイメージ

 タンザニア南部では多くの農家がカシューナッツ生産に携わっており、広大な農地の状況把握や、生育状況などの情報を生産者の意思決定に活用するため、デジタル技術の導入が期待されている。

 SORA Technologyは、衛星データ、ドローン、AIを組み合わせ、空から取得したデータを社会課題の解決に活用するソリューションをアフリカ各国で展開してきた。今回の事業では、こうした技術や知見を農業分野に応用し、タンザニアのカシューナッツ生産における精密農業サービスの事業機会を探る。

 連携先のTCGは、大規模農家約180戸、小規模農家1,800戸超のネットワークを有しており、現地のニーズや農業環境を把握する。

 この事業では、衛星データによる広域的な農地のモニタリング、ドローンによる詳細データの取得、AIによるデータ解析などの技術を活用し、現地の生産環境や生産者のニーズ、市場環境などを調査する。現地での技術活用について確認し、今後のサービス展開に向けた事業開発を進める。

 同社は、現地パートナーや生産者との連携を通じて得られる知見をもとに、現地との連携を深めながら将来的なサービス展開を見据え、タンザニアをはじめとするアフリカの農業分野におけるテクノロジー活用と事業展開を進める方針だ。