NTT e-Drone Technologyは、2026年10月1日、農業用ドローン「AC102」および「AC101 connect」向けの新粒剤散布装置「S13」の事前申し込み受け付けを開始した。標準販売価格は25万円(税抜)、2026年11月以降に販売を開始する予定だ。
現行の粒剤散布装置「P13」の後継機であり、肥料・農薬・鉄コーティング種子など幅広い粒剤に対応。最大吐出量は従来比の約2.5倍になり、タンク内の剤切れを自動検知して散布を停止する機能を新たに搭載した。施肥・可変施肥に使用できる肥料を粒径1~5mmの化成肥料まで拡大し、散布作業の確実性と自動化を高めている。
農業従事者の減少や高齢化が課題となる中、収量を確保する手段としてドローンによる粒剤散布の普及が進んでいる。一方、より広い圃場を短時間で散布したい、自動航行や可変施肥をより幅広い剤で利用したいという需要があったことから、同社は散布装置を全面的に見直しS13を開発した。
主な特徴
- 空検知機能
タンク下部の空検知センサーが剤切れを検知し、操縦者への通知と散布の自動停止を行う。液剤散布装置と同様の感覚で剤切れを気にせず自動航行が可能。 - 対応剤
従来は空中散布用の肥料、可変施肥については「スカイアシスト」「空散追肥 306」「セラコートRスカイ44」「スカイ3113」の4剤に限定されていたが、S13は粒径1~5mmの化成肥料であれば通常の施肥・可変施肥のいずれにも対応する。 - タンク開口部
開口面積を2倍に拡大。押すだけのワンタッチ開閉。 - シャッター構造
開口を拡張し、最大吐出量は現行型の約4kgから約10kg/分に拡大。大小2つの開口を備え、機体外部のトグルスイッチで切り替えられるため、大量散布と1キロ剤などの微量散布を1台で両立できる。 - 過負荷検知
過負荷を検知すると送信機にエラーメッセージを表示し、散布を停止する。機体ログにも記録されるため、不具合発生時の原因の切り分けが容易。
