2026年4月3日、アーストレックロボティクスは、2026年3月16日〜3月18日、大阪けいさつ病院において自律搬送ロボット「AI-MHOS(アイモス)」のデモ走行を実施した。
このデモ走行は、大阪商工会議所が推進する「実証実験支援事業」の一環であり、今後予定している本格的な実証実験に先立ち実施したもの。将来的な職員の業務負担軽減、院内物流の効率化の実現を見据え、病院特有の複雑な環境下における自律搬送ロボットの適応性や安全性を評価した。単なるデモ走行ではなく官民一体となった「次世代型スマートホスピタル」の実現にむけた取り組みとなる。
2025年に新築移転した大阪けいさつ病院は、手術支援ロボットや天井照明型手術室などの高度な専門設備を導入したほか、全職員約1,800人へのiPhone配備を基軸としたIT基盤を完備し、「スマートホスピタル構想」を掲げ、次世代の医療現場を目指したDX環境を構築している。
今回のデモ走行では、高度な医療現場の複雑な動線にも柔軟に対応するAI-MHOS自律走行アルゴリズムなどの適応力を検証した。人の往来が多い外来フロア、静粛性が求められる病棟、大型機器やベッドの搬送が頻繁に行われる手術医療センターなど、病院特有の多様な環境下で走行を実施。自律搬送ロボットの有効性を多角的に確認し、将来的なタスクシフトや業務効率化への貢献に向けた課題抽出を行った。
デモ走行の概要
今回のデモ走行では、病院特有の複雑な環境における「環境適応性」「運用安全性」を中心に検証を行った。
| 実証期間 | 2026年3月16日(月)~3月18日(水) |
| 実施場所 | 大阪けいさつ病院(2階フロア、手術医療センター、8階フロア) |
| 実証モデル | 自律搬送ロボット「AI-MHOS」 ・C03-J-3D(複数部署への同時配送を想定した3扉独立管理型) ・C03-J(多様な専用キャビネットと結合し、置き配も可能な分離型) |
将来的な本格運用を見据え、複雑な環境下における自律走行機能の検証と現場ワークフローへの適合性の評価を重点的に確認した。
- 複雑な環境下における自律走行機能の検証
外来待合など人の通行量が多いエリアや、ベッド搬送が頻繁に行われる手術室付近の通路において、センサーによる障害物検知や回避挙動の精度を確認した。患者や医療スタッフの動線を妨げることなく安全に走行できることを実証した。 - 現場ワークフローへの適合性の評価
医療従事者の日常的な業務動線において、最適な走行ルートや待機場所の設定が可能かを評価した。実際の現場環境で稼働させることで、次段階の本格的な実証試験に向けた運用課題の抽出を完了した。
アーストレックロボティクスは、AI-MHOSの活用を通じて病院スタッフの業務負担軽減やタスクシフト、医療現場のDX化を推進するとしている。
