2026年4月10日、国土交通省はスマートシティの計画的な実装に向けた取り組みの一環として、2026年度のスマートシティ実装化支援事業の公募を行い、先進的な都市サービスの実装化に向けて取り組む9地区の実証事業の支援を決定した。内訳は、戦略的スマートシティ実装タイプが3地区、都市サービス実装タイプは6地区となる。

 両タイプとも、実行計画に基づく先端的技術等を活用した先進的な都市サービスについて、早期に実証からまちへの実装までを一体的に実施する事業であり、戦略的スマートシティ実装タイプは国が定める特定の政策テーマに合致していることも求められる。

令和8(2026)年度スマートシティ実装化支援事業 支援地区

 都市サービス実装タイプで選定された和歌山県すさみ町は、「観光拠点・防災道の駅中心の観光/防災の高度化・自動化事業」に取り組む。南海トラフ地震と津波による住民の高速高台避難・インフラ損傷点検・孤立避難所への支援では、ドローンによる省人化・効率化・人の危険作業低減を目指す。過疎地課題については、マルチタスク車両による移動行政機能の提供、防災観光ポータルによる町の賑わいづくり情報発信、ボランティアマッチングによるボランティア活動数増加をスマートシティ事業で実現する。また、役場庁舎移転による浸水エリア回避による事業継続と、住民と観光客が集まりやすい場所づくりを2026年度までに実施する予定だ。

和歌山県すさみ町 提案事業概要(実現するサービス)
和歌山県すさみ町 提案事業概要(令和8(2026)年度実証の内容)
(出所:国土交通省)