2026年3月31日、国土交通省港湾局は、港湾施設の点検診断における新技術の活用を推進するために取りまとめた「港湾の施設の新しい点検技術 カタログ」(以下、カタログ)に、新たに10技術を追加したと発表した。掲載技術の拡充を図るため、2026年度も公募を行う。

 高度経済成長期に集中的に整備された港湾施設は、老朽化が急速に進行しており、新技術の活用等による点検診断の効率化が求められている。国土交通省港湾局では、これを推進するため2020年度にカタログを作成し、毎年度公募を行い掲載技術を拡充している。点検業務の発注者や受注者に、点検手法を検討する際の参考資料として活用してもらうことを目的としている。

 今回、2025年度に応募があった点検技術の審査を行い、10技術をカタログに追加した。これにより、掲載されている新技術は計40技術になった。また、2026年度も引き続きカタログに掲載する新しい点検技術を公募する。

「港湾の施設の新しい点検技術 カタログ」令和7(2025)年度 追加技術

技術名開発者
海中部の点検
電気防食効果監視システム「電防ウォッチャー」ナカボーテック
電気防食モニタリングシステム(水中取替式陽極発生電流測定装置)ナカボーテック
非接触型渦流探傷装置(RTD-INCOTEST)若築建設
水中フォトグラメトリカメラを用いた広範囲構造物点検手法サイスガジェット
全方向水面移動式ボート型ドローンを用いた洗掘調査支援技術ジャパン・インフラ・ウェイマーク
海上部の点検
デジタル画像による、構造物の点検・分析支援システム中部EEN
KKボート(ラジコンボート)を用いた桟橋上部工下面の3D画像計測技術計測検査
全方向水面移動式ボート型ドローンを用いた点検支援技術ジャパン・インフラ・ウェイマーク
陸上部の点検
障害物回避ドローンを用いた港湾施設の点検技術KDDIスマートドローン
全方向衝突回避センサーを有する小型ドローン技術ジャパン・インフラ・ウェイマーク

公募概要

公募期間2026年4月1日(水)~5月29日(金)
公募内容港湾の施設(外郭施設、係留施設、水域施設、荷捌き施設、保管施設、港湾環境整備施設等)の点検診断の効率化が図られる技術
今後の予定2026年8月頃に実施する選定会議、2027年2月頃に実施する評価会議を経てカタログへの掲載可否を判断する。両会議の間の期間、応募者により技術検証を実施してもらう予定。


▼港湾の施設の新しい点検技術(カタログ、公募要領)
https://www.mlit.go.jp/kowan/kowan_tk5_000040.html

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