2025年7月30日、ロシア・カムチャツカ半島付近を震源とする地震により、津波注意報および津波警報（Jアラート）が発令された。ブルーイノベーションが提供する「BEPポート｜防災システム」を活用した「津波避難広報ドローンシステム」が自動連動・自動飛行し、宮城県仙台市と千葉県一宮町において、沿岸域の住民や利用者に対して上空から避難の呼びかけを実施。ドローンによる津波避難広報システムの実運用での初稼働となった。
宮城県仙台市は、震災の教訓を踏まえ、既存の広報手段の補完・多重化として同システムを導入し、2022年10月に運用を開始。プライベートLTEを活用し、Jアラートと連動したドローンによる避難広報と状況撮影の全自動化を実現した。
サーフィンの町で知られる千葉県一宮町には、年間60万人が訪れる。2025年4月に運用を開始した津波避難広報システムは、Jアラートと連動し、約7.5kmにわたる海岸上空から、海岸の利用者に向けて迅速かつ自動で避難を誘導する。
