NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は、水資源機構が管理する長良川河口堰でドローンポート「Skydio Dock for X10」と衛星インターネットサービス「Starlink Business」を活用し、完全無人のレベル3.5飛行に成功したことを発表した。
実証では、災害時の施設の安全確認について、約300km離れた東京の事務所から飛行指示を出し、ドローンを用いた遠隔での現場監視を実施。災害時に十分なネットワーク環境が準備できないことを想定し、通信回線にはStarlink Businessを活用した。
ダムなどの治水施設では、自然災害が発生した際、ダムの決壊や洪水などの被害を防止するため早急に施設の安全確認を行う必要がある。南海トラフ地震などの大災害時は、職員が現地へ向かうことが困難になる事態も予想されるため、現地から離れた場所でも速やかに施設点検を行える体制の構築が求められている。
実証では、災害時に十分なネットワーク環境が準備できないことを想定し、通信回線にStarlink Businessを活用した完全無人のレベル3.5飛行を行うことで、安全で迅速な施設点検を実現した。