東京大学大学院 工学系研究科 航空宇宙工学専攻 土屋研究室は、無人航空機の機体認証・型式認証への理解を深める情報提供を目的とした「第9回 無人航空機の認証に対応した証明手法の事例検討インストラクション」を開催する。
今回は「認証の基礎」をテーマに、オンラインで実施。「なぜ「認証」や「適合性証明」が必要なのか」について、実例を交えながら解説する。無人航空機の機体認証・型式認証に関心があれば誰でも参加可能。申し込み締め切りは、2025年7月16日正午。
開催日時・参加方法
第9回 無人航空機の認証に対応した証明手法の事例検討インストラクション
| 開催日時 | 2025年7月18日(金)14:00~16:00 |
| テーマ | 認証の基礎 – 無人航空機の機体メーカー/サービス提供者/機材調達担当者が知っておくべきポイント解説 |
| 開催方法 | オンライン(Webex) |
| 講師 | 五十嵐広希(東京大学大学院 工学系研究科 航空宇宙工学専攻) |
| 参加費 | 無料 |
| 参加人数 | 100名 |
| 想定参加者 | 無人航空機の型式認証の取得を目指す機体メーカー/部品メーカー商社/ドローンサービス事業者/調達担当者 |
アジェンダ(予定)
1. なぜ認証が必要なのか
2. よくある認証の誤解
3. 認証の本質 - 実例を交えて
4. 調達・サービス提供する側から見た認証の確認ポイント
5. 質疑
▼申し込みフォーム ※締め切り:2025年7月16日(水)正午
https://utelecon.webex.com/weblink/register/r85722a9b45d2d1d51485e7811065d6a6
東京大学は、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)「次世代空モビリティの社会実装に向けた実現プロジェクト(ReAMoプロジェクト)」において、「ドローンの性能評価手法の開発/次世代空モビリティの安全認証および社会実装に求められる性能評価手法に関する研究開発」に係る委託事業を実施している。
この事業では、無人航空機の許可・承認や運用に必要な安全性に関する証明・認証手法を研究開発し、航空業界の標準化のコミュニティと協調し、国内外で標準化活動等を実施する。実施事項の一項目として、第一種・第二種の機体認証・型式認証の適合性証明手法として活用可能な証明手法の検討を実施している。
こうした検討を機動的・効率的に進めるにあたり、業界知見の収集や議論の促進を図るため、2024年度より「無人航空機の認証に対応した証明手法の事例検討WG」(以下、事例検討WG)および、事例検討WG内に「タスクフォース」(以下、TF)を設置し、無人航空機の設計検査における適合性証明手法の検討TF(第一種)および、事例に基づいた解説書の作成TF(第二種)を実施している。
事例検討WGでは、証明手法に関する具体的な論点について検討の方向性をTFに示すとともに、各TFでの検討結果に対しより広い視野でのレビューや議論を行うことで、成果物となる航空局発行ガイドラインの解説書の事例となる文書等に対する事例検討WGとしての合意形成を図ることを目的としている。
これらの活動とともに、業界関係者に対し航空局発行の文書や事例検討WG・TFでの議論等をもとに、無人航空機の機体認証・型式認証への理解を深める情報を提供するため、第9回目のインストラクションを開催する。