2025年3月27日、社会技術研究開発センター(RISTEX)は、JST RISTEX科学技術の倫理的・法制度的・社会的課題(ELSI)への包括的実践研究開発プログラム(RInCA)2021年度採択課題小島プロジェクト「『空飛ぶクルマ』の社会実装において克服すべきELSIの総合的研究」の成果として、空飛ぶクルマの社会実装に向けた検討課題を整理したチェックリストを公開した。

 同プロジェクトは、2021年10月から2025年3月まで、九州大学大学院法学研究院の小島 立教授が研究代表者となり、九州大学、一橋大学、名古屋大学、明治大学、九州電力総合研究所、東京海上日動、ANA、トルビズオンなどが参画・協力し、空飛ぶクルマが社会インフラとして実装される上での前提条件として克服されるべきELSIを予見的に明らかにするため、人文社会系と自然科学系の研究者が協働して取り組んできた。

 公開したチェックリストは、空飛ぶクルマの社会実装を各地域で推進するにあたり、産学官民の幅広い関係者が論議するための「場(フォーラム)」において「議論の素材」として活用することを目的としている。

▼『空飛ぶクルマ』の社会実装に向けて考えるべきチェックリスト1.0
https://www.jst.go.jp/ristex/rinca/topics/files/kojimapj_checklist.pdf

『空飛ぶクルマ』の社会実装に向けて考えるべきチェックリスト1.0の表紙

▼2021年度採択 小島プロジェクト:「空飛ぶクルマ」の社会実装において克服すべきELSIの総合的研究
https://www.jst.go.jp/ristex/rinca/projects/jpmjrx21j2.html