2025年4月9日、日本航空(以下、JAL)は、万博が目指す持続可能な社会と、JALのビジョンを実現するためのステップとして掲げた3つの目標の実現に向けた取り組みを発表した。

【3つの目標】

  • 空の移動をもっと身近にする
  • 日本各地への人流目的を生み出す
  • 地域の魅力を発信し、新たな人流を創出する
JAL EXPO 2025 VISION、大阪・関西万博とJALのマーク

空の移動をもっと身近にする

 2025年4月13日より、万博会場において空飛ぶクルマに関連する展示を実施。

  • イマーシブシアター「Sora Cruise By Japan Airlines」
     このシアターでは、リアルな映像や立体音響、振動によって、空飛ぶクルマに搭乗しているかのような臨場感を提供し、JALの次世代モビリティが創る未来の空を体験できる。万博期間中は、JALスタッフが特別仕様のスカーフを着用して展示施設内を案内する。
イマーシブシアター「そらクルーズ」内観イメージ、整列する6人のJALスタッフ
  • EXPO Vertiportで実機サイズのモデル機を展示
     実用化に向けて開発が進む機体を間近で体感し、空飛ぶクルマが提供する新しい空の旅に思いを巡らせる。
空飛ぶクルマの外観、スペック

日本各地への人流目的を生み出す

 いまだ注目を受けていない観光資源にスポットを当てるため、JALは快適な移動を追求するとともに、人を突き動かす“きっかけづくり”に取り組んでいる。

  • 大阪・関西万博仕様「ガンダムJET」が国内線に就航(3/3〜)
     JAL×GUNDAM FLY TO THE FUTURE PROJECTを始動し、プロジェクトを象徴する大阪・関西万博仕様「ガンダムJET」が国内線に就航した。
JALガンダムJETとJALスタッフ、ミャクミャク
  • 限定デザインの御翔印
     万博期間中に空港内のJAL PLAZAで限定デザインの御翔印を販売予定。
御翔印、COMING SOON
  • 訪日外国人の地方周遊促進プロジェクトを開始(3/25〜)
     日本各地の魅力が感じられるツアーと訪日旅行者専用のウェブサイト「GUIDE TO JAPAN」を連動し、万博を契機に大阪観光を促進するJAL MaaS大阪周遊バスや日本各地の魅力を訪日旅行者向けに発信する。
JAL MaaS、訪日旅行者向けウェブサイト「GUIDE TO JAPAN」

地域の魅力を発信し、新たな人流を創出する

  • JALレストランバスの運行を開始(3/29〜)
     食や景色、文化など、その土地ならではの魅力を楽しむコースを提供するとともに、地域に点在する魅力をキッチン付き2階建てレストランバスでつなげる。観光と食を融合した体験で、地域の新たな魅力を創出する。今後は首都圏エリアでの運行を予定している。
キッチン付き2階建てレストランバスの外観
  • 大阪・サンセバスチャンプロジェクトを開始(4/13〜)
     美食の街スペインのサン・セバスチャンのように、食の都・大阪ならではの多彩なグルメとエリアの多様性を伝えることで、大阪の中心エリア以外にも周遊を促し、「大阪らしさ」が感じられるナイトツアーを提案する。
飲屋街の様子、テーブルの上に皿などがセッティングされた店内