2025年3月24日、スカイファームは東日本旅客鉄道(以下、JR東日本)と共同で、「TAKANAWA GATEWAY CITYアプリ」を通じて利用できる注文・決済システムを開発したことを発表した。
2025年3月27日にまちびらきするTAKANAWA GATEWAY CITYでは、街のビジョンである「100年先の心豊かなくらしのための実験場」に向けて、KDDIをはじめとした共創パートナーとさまざまな開発や実証実験を実施。その集大成となる「TAKANAWA INNOVATION PLATFORM」は、「TAKANAWA GATEWAY URBAN OS」に集約されるデータをはじめ、JR東日本が持つ鉄道や駅のデータ、KDDIが有する人流データなどの蓄積・分析によるサービスを提供する。その一つとして、来街者やオフィスワーカーに向けて「TAKANAWA GATEWAY CITYアプリ」をリリースする。
アプリから注文可能なロボットデリバリー
TAKANAWA GATEWAY CITYアプリでは、ユーザーが加盟飲食店の料理を簡単に注文・決済できるサービスを構築。スカイファームのモバイルオーダーシステム「NEW PORT」をもとに、デリバリーとテイクアウトのモバイル注文に対応する。NEW PORT独自の「買いまわり機能」により、複数店舗の商品をまとめて注文できる。
また、ZMPが提供する自律配送ロボット「DeliRo」と連携したロボットデリバリーも本格実装。ロボットと配送スタッフのハイブリッド配送システムを採用し、最適な配送ルートや配送方法を自動選択しながらユーザーのもとまで配達する。
2025年4月11日から、まちびらきイベントのGateway Park Market(マルシェエリア)内で、ロボットを活用したデリバリーを開始する。このサービスでは、マルシェ内にオンライン専用店舗を設置し、手持ちのスマートフォン等から注文した商品をロボットが指定の場所まで配達する。
今後段階的に開業する街の飲食店などから、TAKANAWA GATEWAY CITY内のオフィス等へデリバリーするサービスも開発中で、2025年秋以降のサービス開始を予定している。
TAKANAWA GATEWAY CITYは、2025年3月27日にTHE LINKPILLAR 1が開業、高輪ゲートウェイ駅が全面開業し、2026年春にはその他の建物(THE LINKPILLAR 2・MoN Takanawa: The Museum of Narratives・TAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCE)を開業する。