九州地方整備局は、2025年3月13日、VTOL型固定翼ドローンを活用し、南海トラフ地震を想定した新たな被災状況調査手法の実証実験を実施する。
南海トラフ地震による津波被害を想定し、延岡から日向間沿岸までの約30kmの区間の被災状況調査を実施する。実証で活用するVTOL型固定翼ドローンは、垂直離着陸、高速巡航、長距離移動ができることが特長。延岡市沿岸の港湾施設、河口部、海浜、半島等の地域の状況を撮影し、取得した映像の実用性や3次元点群データの精度を検証する。
今回の飛行方法は、無人地帯での補助者を配置しない完全目視外飛行(レベル3.5飛行)で実施。実験の映像は、九州地方整備局にオンラインで配信する。
実施日時 | 2025年3月13日(木)10:00~(予備日:3月14日) ※現地の天候により変更になる場合あり。 |
離着陸場所 | 五ヶ瀬川河口(宮崎県延岡市方財町) |
【使用機体】
機体名 | エアロボウイング(AS-VT01) |
最大飛行距離 | 50km(最高速度100km/h・巡航速度60km/h) |
飛行可能時間 | 40分 |
搭載カメラ | 前方撮影用カメラ、斜め撮影用カメラ |
外形寸法 | 2150mm×1235mm×415mm(プロペラ含まず) |
本体重量 | 9.45kg(バッテリー含む) |