2025年7月5日、Binarity Bridgeは、2025年7月より韓国発のペーパークラフトドローン「COCODRONE(ココドローン)」の日本展開において業務提携することに基本合意したと発表した。
COCODRONEは、紙を組み立てて飛ばすというユニークな構造と安全性・学習性を備えており、韓国では500か所以上の教育・イベント現場で活用されている。累計販売台数は1万5,000台以上。
日本での全国展開に向けて、販売・普及に協力するパートナー企業の募集および講習会を開催する。
日本国内では、産業・農業・防災などでドローンの活用が進む一方、小中学生向けの安全で学習性の高い教材は十分に整っていない。
文部科学省は、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術・表現(Arts)、数学(Mathematics)の5領域を横断的に学ぶ教育アプローチであるSTEAM教育について、「各教科での学習を実社会での問題発⾒・解決にいかしていくための教科横断的な教育」としている(※1)。創造力・問題解決力・論理的・思考力を育むことを目的に各地の教育現場で導入が進んでおり、COCODRONEは、「つくる楽しさ」と「飛ばす体験」を通じてSTEAMの要素を自然に学べる新しい教材として期待される。
※1 文部科学省「STEAM教育等の教科等横断的な学習の推進について」
COCODRONEは、30種類以上の紙製の機体を自分で組み立て、実際に飛ばすことができる軽量ドローンキット。文化財や動植物、昆虫といった多様なデザインを生かし、文理を融合した教育コンテンツとしても利用できる。
製品の特長
- 創造性と設計力を刺激するデザイン
昆虫や動物、建造物など、30種類以上のペーパーデザインを展開。色を塗るなど自由なカスタマイズも可能。 - 工具不要で組み立てが容易
対象年齢は小学校中学年以上。直感的な構造で、初心者でも扱いやすく、小学校低学年でもサポートがあれば組み立て可能。 - 高い安全性
紙素材で軽量なため墜落しても衝撃が少なく、韓国で500か所以上に導入されているが事故は起きていない。 - STEAM教材としての教育的価値
- S(Science 科学):飛行の原理や空力を学ぶ
- T(Technology 技術)・E(Engineering 工学):センサーや空気力学への理解
- A(Arts 芸術):文化財や昆虫など多彩な機体デザインで表現力を育む
- M(Mathematics 数学):立体的な飛行経路検討やプログラミングによる論理性
今後、日本独自のデザインや教材開発、コーディングドローン版の提供、全国規模のドローン大会など、継続的にドローンやプログラミングの学習を行える環境を提供していく。
また、STEAM教育・観光・福祉・アートとテクノロジーを横断する新たな教育コンテンツとして、自治体や文化施設・商業施設とのコラボレーション、公立学校での導入も視野に入れる。
パートナー企業の募集、講習会について
【募集対象】
- 教育機関(学校・塾・ドローン教室・プログラミング教室)
- イベント会社、ワークショップ運営者
- 商業施設・玩具・ホビー店・ドローン関連企業など
【パートナー向け講習会】
| 日時 | 2025年7月23日(水)14:00~17:00 |
| 場所 | NORIBA10 umeda(大阪市北区芝田1丁目1番3号 阪急阪神MEETS内) |
| 定員 | 20人 |
| 参加費 | パートナー1社2人まで無料(非パートナーは8,800円) |
| 内容 | 製品概要/組み立て体験/販売戦略・教育現場での活用例の紹介 |
| 申し込み | https://pcd250723.peatix.com |
