2025年3月3日、JDRONEは、宮城県と災害時応援協定として「災害時におけるドローンによる物資運搬等に関する協定」を締結した。

 災害時に交通の途絶等によって孤立した地域等に対し、ドローンを活用して食料・飲料水をはじめとする救援物資の運搬等を実施する。

 2024年度、宮城県の地域防災計画が修正され、「交通の途絶等により地域が孤立した場合でも食料・飲料水・医薬品等の救援物資の緊急輸送が可能となるよう、無人航空機等の輸送手段の確保に努める」との文言が追加された。これに伴いJDRONEは、宮城県との協議やデモンストレーションフライト等を行い、協定の締結に至った。

 同社は、長距離飛行と重量物輸送が可能な無人ヘリコプターや、物資輸送用マルチコプター、固定翼機など、さまざまなドローンを運用している。宮城県内においては、塩竈市「防災・減災フェアin しおがま」における離島への物資輸送実証実験や、内閣府「令和6(2024)年度原子力防災訓練」への参加、防衛省「みちのくALERT 2024」への出展など、防災に関わるドローン運用に積極的に取り組んでいる。