2024年12月18日、スカイピークは、外壁点検導入講習を2025年1月より開始することを発表した。実践的なスキル習得を重視し、建築分野でのドローン赤外線調査のさらなる活用に向けた次世代人材育成に取り組む。

外壁点検導入講習、講習イメージ

 ドローンを活用して外壁調査を適切に行うためには、操縦技量のほか、建築における基礎知識や撮影判断、最適な撮影方法、データの解析作業、報告書作成など幅広い専門スキルが求められる。

 スカイピークは、自社の業務経験に加え、赤外線を使用した建物点検の実務実績を有する専門家と連携することで、現場の知見を体系化した新たな教材を制作し、2025年1月から外壁点検導入講習の提供を開始する。今後、認定講師制度やオンライン提供も検討している。

講習の概要

 実務スキル習得を目指した、実際の業務フローに即したカリキュラム。ドローンによる撮影方法のほか、調査業務の必要性や目的、定期報告制度、外壁の種類や劣化についてなど、建物点検に必要な基本要素を含んでいる。ドローン飛行に関する実地業務の理解、撮影後データの解析報告書まで一連の流れを学習する。講習後の継続サポートや業務連携の相談も可能。

外壁点検導入講習のテキスト

講習の特徴

  • 建物点検に必要な建築の基礎知識も学習:ドローンだけでなく赤外線や建物自体を理解するため、建物の構造や外壁の種類、主要な劣化についても学習する。
  • 実際の実務フローに即したカリキュラム:調査前に行うべき内容の整理、当日の現場での準備物例や業務の流れ、注意点などもステップバイステップでテキストに掲載。
  • 解析業務および報告書作成も教材化:ドローンでの撮影だけでなく、可視光・赤外線解析、必要データの確認・選定や報告書作成まで一連の流れをテキストにまとめている。
  • イラストを多用したテキスト構成:複数サンプル(外壁の種類など)の掲載、実際の現場イメージや注意点についてイラストを多様。
  • 業務で使えるサンプル書類の雛形提供:クライアントとの要件整理で使えるヒアリングシート等の書類をテキスト内に掲載。

外壁点検導入講習

期間学科講習:2日間、実地講習:2日間(計4日間)
※最低2人以上で開催
※学科/実地のみの希望者は要問い合わせ
※企業向け導入支援プランあり
開始時期2025年1月より受け付け開始
講習内容例・建物調査の必要性と目的
・定期報告制度について
・建物の構造と外壁の種類
・主な劣化について
・ドローン建物調査でできること
・調査ができないケース
・飛行業務の一連の流れ
・可視光解析、赤外線解析の進め方
・報告書への記載内容  など