2024年11月18日、KDDIスマートドローンは、自動充電ポート付きドローン(以下、ドローンポート)を活用した遠隔運航サービスの提供を開始したことを発表した。
導入にあたり、機体購入などの初期投資や現地への人員配置、専門的な知識やスキルなどは必要なく、機材の手配や設置・メンテナンスから飛行申請、運航までを同社が実施するため、ドローンポートの設置に適した場所を確保するだけで手軽にドローン活用を開始できる。
建設現場の測量・監理業務や、工場・発電所などの巡視では、ドローンを活用することで業務の効率化や高度化につながることが確認されている。一方、操縦者がドローンを目視しながら画像を撮影することが一般的であり、操縦者の現場配置が必要である。
KDDIスマートドローンは、建設現場の測量・監理業務や、太陽光発電施設における監視業務について、ドローンポートを活用した定期的な遠隔運航による実証を行ってきた。2023年7月から本格的にドローンポートの運用を開始し、1,600回以上の飛行実績を有している。また、日本航空(以下、JAL)より遠隔運航マニュアルの作成や操縦者教育の支援を受け、体制を構築している。
遠隔運航サービス内容
ドローンポートを活用した遠隔運航に必要な作業をKDDIスマートドローンが代行する。
ドローンポートの運用に必要な作業はKDDIスマートドローンが実施するため、機体購入などの初期投資や導入作業は不要。週に1回、1日1回、1時間に1回など、希望する頻度で飛行・データを取得できる。
クラウド上に保存した撮影データは、パソコンのウェブブラウザ上で閲覧が可能。希望に応じて3Dデータ等への加工や解析のサービスを提供する。
JALと連携し、遠隔運航マニュアル作成や操縦者教育の支援を受けることで、安全性の向上と運航の効率化を実現。安全にドローンの遠隔運航を行う体制を構築している。
ユースケースや周辺環境に合わせて最適な機体をKDDIスマートドローンが手配する。
▼KDDIスマートドローン「遠隔運航サービス」
https://kddi.smartdrone.co.jp/solution/monitor/