2024年11月6日、CLUEは、ドローン活用の可能性を最大化するためのAI特化型研究組織「Drone AI LAB」を創設し、すでに提供を開始している「ドローンを活用したDX支援サービス」におけるAI支援を強化したことを発表した。
建設、点検、農業などさまざまな分野でドローンの活用が進み、ドローンによるデータ取得プロセスの効率化や自動化、取得データの有効活用に対するニーズが高まっている。
CLUEは、建設業界向けのDX支援サービスにおいて、特にAIを活用したドローン映像の物体検知や異常検出、生成AIを活用した自動レポート作成などを展開している。その中で蓄積した知見をさらに発展させるため、2024年10月にAI特化型研究組織Drone AI LABを創設。これにより、高付加価値なAI活用DX支援サービスを、より多くの顧客に提供できるようになった。
Drone AI LABの役割
・ 自社保有のドローン撮影画像や関連テキストを活用したAI技術の検証・開発
・ ドローン業務に生成AIを適用するための検証・開発
・ DX支援サービスで得たAI開発・検証の成果を汎用化し、他業界への応用を検証
また、ドローン映像の蓄積や参照、教師データの生成、モデルの構築、APIを利用した各種サービスへの適用を実現する環境を整備。ここで得た知見を生かし、ドローンを活用したAI技術の検証およびサービス化の仕組み作りを通じて、ドローンを活用したDX支援サービスを提供する体制を強化する。
ドローンを活用したDX支援サービスとの連携
Drone AI LABの機能や知見を生かし、ドローンを活用したDX支援サービスでは、次のようなサービス提供を強化する。
・ ドローンで撮影した画像やセンシングデータを用いた独自AIモデルの構築
・ CLUE独自のAIモデルや汎用モデルなどを活用したプロトタイピングやPoC(概念実証)の実施
・ 継続的なモデル改善とシステム連携を支援する統合的なAI活用プラットフォームの構築
同社は今後、これらのサービスを汎用的なパッケージとして提供することや、ドローンを活用したAI支援プログラムの提供を検討している。