2024年10月3日、セントラル警備保障(CSP)は、サーマルカメラとAIを搭載した有線給電式ドローン(仮称:CSPEVOテザー)と、災害支援ツールとして有線給電式照明ドローンの販売を開始することを発表した。販売開始時期は、2024年12月を予定している。

写真:CSPEVOテザーの外観(左)、有線給電式照明ドローンの外観(右)。箱状の部分からケーブルが伸びてドローンにつながっている。
左:CSPEVOテザー、右:有線給電式照明ドローン

 CSPEVOテザーは、同社独自開発のケーブル制御機能により30mの係留飛行が可能で、通常バッテリーによる無線飛行にも対応する。商用電源(AC100V)での運用も可能。AIトラッキング機能とサーマルカメラにより、高度な長時間広域監視が行える。また、A-Mesh機能の中継機として長時間の運用が可能だ。

 有線給電式照明ドローンは、災害発生時などの緊急時の照明として機能し、一人でもリモコンによるボタン操作だけで運用できる。震災や海難事故など、夜間時の救難活動において実績を持つ。

写真:夜間にドローンの照明で探索を行う様子
震災時の生存者捜索支援
写真:夜間にドローンの照明で水域の探索を行う様子
水難事故における捜索支援